前橋市市政施行１３０周年記念式典が開催された。新型コロナウイルス感染症の影響もあって市内１６か所の会場で分散開催となった。地域それぞれのアイデアで運営され、冒頭前橋市役所から山本龍前橋市長の５分間のメッセージをオンライン配信した。

私は、昌賢学園まえばしホール（前橋市民文化会館）で参加した。前橋市は関東では東京、横浜、水戸の次、４番目に古い市である。その１３０年の歴史の中に様々なものが詰まっている。市長からは今まで前橋に降りかかってきたさまざまな危機、それらを乗り越えてきた歴史から次の未来につなげていくという心強いメッセージが伝えられた。記念式典のメインとしては、市政の振興および発展に尽力した人などについて、感謝の意を表して、功労者表彰式。

代表者の表彰が行われその後はアトラクションとして、我が母校前橋市立前橋高等学校吹奏楽部の演奏があった。

□本日のめぶき　「稲穂の波」

ファンファーレから前橋市の歌「赤城嶺に」でスタート。私が小学校の時の吹奏楽の課題曲であったこともあり聞いているだけで自然とノスタルジーの波が押し寄せてくる。感動。

吹奏楽の古典的なものから現代のポップスをアレンジしたものなど幅広いジャンルで会場を楽しませてくれた。中でも私が注目したのが前橋南高校出身の福島弘和氏が作曲した「稲穂の波」である。これは１９９８年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として採用された作品ということだった。

前橋南高等学校は、水田に囲まれていて、四季を通じて移り変わる風景をもとに作曲したということであった。なんとなく赤城山の裾野の広さを感じながら流れていく季節を感じられるような曲であった。

前橋市議会議員　岡 正己