2018年7月31日
国際都市ネットワーク。
群馬日仏協会主催の「明日の国際都市前橋を考える」シンポジウムが開催された。
日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス会長の公演と、
山本前橋市長を交えた座談会という2部構成。
「ミシュラン国際都市ネットワーク」というものがある。
2017年、ミシュラン本社があるフランスのクレルモン・フェラン市の市長とミシュラングループのCEOが設立した。
ミシュランが拠点を構える約20ヶ国・40都市が参加して、参加都市同士で情報を共有したり人的交流を行うことで文化、教育、ビジネスなどの連携や様々な課題解決を目指すという。
群馬県では太田市にミシュランの拠点があるということで、前橋も参加要件を満たしているということだ。なぜ太田市では無く前橋市なのか?
前橋市が参加すれば、日本の市町村では初となるらしい。
日本で初めてということで、参加してどうなるかというのは未知数ではあるが、
参加都市との様々な交流が促進されて、前橋が国際都市に近づければいいと思う。
タイトルが「明日の国際都市前橋を考える」というものだったので
今、前橋に起きている様々な外国人との問題などが議論されるのかと勝手に期待していたが、ミシュラン国際都市ネットワークへの参加を呼びかけるというものだった。
もっと問題定義が必要だ。前橋市は外国人が爆発的に増えている。
前橋の人口が減っていないのは外国人留学生が増えたからだ。
外国人留学生はビザの問題などもあり、日本語学校の期間が終了したら
前橋市外に出て行ってしまう人がほとんどである。
「明日の国際都市前橋を考える」上で欠かせないのは今起きている問題だ。
フランスも移民問題を抱えている。
そのような課題が共有されて解決されていければ国際ネットワークの強みが出せると思う。
なんにせよ繋がりは重要だ。まずはつながること。
そこから何が生まれるか、何がめぶくかは前橋市、前橋市民次第となる。
前橋市議会 議員 岡 正己