2018年8月1日
ギャラリーツアー。
アートに刺激されて外見が変わる人、内面が変わる人、人生が変わる人。
アートとは人を変えられるものだと思う。
人を変えられるものはあまりない気がする。
私が子供の頃は、当たり前に美術館が無くて、学校の授業の美術が全てだと思っていた。
洋服や音楽に興味を持った時のことはいまでも良く覚えている。
こんな刺激的な世界があったのかと。
美術という言葉が子供達の興味を遠ざけているような気がする。
〇〇教室という言葉や〇〇学校という言葉もそうだ。
全て学校の授業などに引っ張られるイメージを持ってしまう。
そのイメージに引っ張られているなら逆にできることもある。
学校では、社会では、やってはダメなことがやって良いことになる場合もある。
表現を制限してしまうことは果たして良いことなのか。
点数をつけることも必ずしも良いとは言えない。
均一化、平均化されたものでは勝てない世の中になっている。
何か一つでも飛び出さないと。
市議会議員向けの「アーツ前橋」ギャラリーツアーに参加した。
学芸員が丁寧に説明してくれる。
話を聞いて理解できることも多い。年に2回開催されるが毎回楽しみに参加している。
ギャラリーツアー後の意見交換も重要だ。各議員さんの興味もわかる。
「アーツ前橋」の企画や展示を見ていると、自分が子供の頃に見ていたらどうだっただろうかと思う。アーティストの関わりは一生物の思い出になることもある。
美術という言葉や、現代アートという言葉がある。
その言葉から取るイメージは人ぞれぞれだ。
前橋の子供達は小さい頃からアートに触れることで様々ものに対応できる力を身につけることができる。アートとは前橋の未来を託せるものなのだ。
しかし、このチャンスを逃している人が多い。
今は、夏休みだ。毎日、毎日お出かけできる家族ばかりではないと思う。
そんな時、冷房がしっかり効いている美術館に行く習慣があれば良い。
夏休みを意識して子供たちの参加できる仕組みも必要かもしれない。
前橋市議会 議員 岡 正己