2018年9月8日
背すじが伸びていませんよ!
近くに置いておいて、ふとしたときに開くと必ずと言っていいほど刺さる言葉がある。
そんな本にはなかなか出会えないと思う。
私は姿勢が悪い。
気をつけているのだが何かに没頭している時、特にやらなければいけない事があるとき、
つまり忙しい時には、その意識は頭の中から姿を消し、私は背中が丸まった姿のままだ。
やらなければならない事があることを忙しいという。
ということは世の中のほとんどの人たちが忙しいのだと思う。
私はタバコを吸わないのだが時々タバコを吸う人が羨ましくなるときがある。
休憩という概念が一服という表現で切り替える事ができる。
我々、非喫煙者にしてみれば、同じ時間立ち話をしただけでもなんの休憩にもならない。
かと言って、同じ時間椅子に座っていてもそれは一服の効果には到底及ばない。
私の場合はほとんど休憩なしで挑む。しかし、人間の集中力は限界がある。
何かいい方法はないのか。
そんなとき、自分の好きな詩集をパラパラめくって“いまの自分”に必要な言葉の補給を行う。
いつもなら刺さらない言葉が刺さり出す。
これを言葉の一服とでも言おうか。
自分一人では気づく事ができないことも人に言われて気づく事ができる。
何かに没頭している自分に言ってやりたいと思う。
「背すじが伸びていませんよ!」
自然のレッスン 北山耕平
前橋市議会 議員 岡 正己