2018年11月27日

出会い。

前橋のお隣、高崎に。
高崎の本町エリアが大変魅力的だ。

高崎は、駅前や様々なコンベンション施設ばかり取りあげられることが多いが、駅から徒歩20分近く歩く、本町エリアはここ最近様々なお店が出店して盛り上がりを見せている。

今あるものを活かしている内装や、こだわりの商品など、ここにしか無い何かがある。
駅周辺をA面とするならばこちらはB面だ。B面が魅力的なまちは面白い。

なんというか、掘り甲斐があると言うか、歩きたいと思わせてくれる。
逆に、国道に立ち並ぶ大手チェーン店の風景は個性を完全に失ってしまった地方の顔だ。
そこに魅力はあるのか。

本町エリアの核になりつつあるREBEL BOOKSで探していた本に出会った。

パリッコさんの「酒場っ子」だ。通販などでも購入できるが本はやはり直に会うに限る。
パリッコさんは、酒場ライター、DJ/トラックメイカー、漫画家/イラストレーターなど様々な顔を持つと絵もマルチな才能の持ち主。

なぜこの本を探していたかと言うと、もう何年も前になるが前橋でイベントを開催した時にDJとして前橋に来ていたパリッコさんが出番まで時間があるということで前橋のまちなかを案内した。

その時の様子を掲載してくれているのだ。全国の様々なお店が掲載されている中で前橋の文字は嬉しい。
以前よりパリッコさんと掲載許可のやりとりなどで存在は知っていたが直接見たいと思っていたので今回の出会いはとても嬉しかった。しかもサイン入り。

前橋を案内するとき私は極力B面的な部分を見せたいと思っている。
それは我々の日常で決して派手では無いが、そこにはガイドブックには載っていない魅力が溢れているはずだ。

高崎の本町エリアは価値のある不動産(一般には価値がないと思われているかもしれない古い建物)をしっかり利活用してエリアとして魅力的に見せている。

前橋はどうか。高崎と同じ方向が正解とは限らないが、前橋にしかない風景を作ることはできるかもしれない。
それは、昭和というキーワードかもしれないし、アーケードというものかも知れない。

パリッコさんを案内した時を今でもはっきりと覚えている。
初めて来た人には中央通りの奥にさらに弁天通りがあってその中にさらに呑龍マーケットがあるなんて絶対に想像できないのだ。

壊されたらそれで終わりの建物などもまだいっぱいある。もう二度と作れないのか、作らないのか。
今こそ、今価値がないと思われているものを見直す時に来ている。

新しい価値はそこから生まれる。

前橋市議会 議員 岡 正己

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