2018年12月28日

齟齬。

今年最後の各派代表者会議が開かれた。議題は前橋市倉嶋副市長解職の件について。
25日の各派代表者会議が最後になると思われたが、倉嶋副市長本人にも話を聞いたほうがいいと判断した為だ。

「一方聞いて沙汰するな。」
物事は方向によって見え方が違うものだ。どちらの主張も正しいということもあると思う。

副市長のコメントは「危機感を感じている。」という言葉で始まる。
山本市長の話では溝が深まったということだったが。倉嶋副市長は溝どころか、今まで意見の相違を指摘されたことは一度もないということだった。コミュニケーション不足と言ってしまえばそれまでだが、特別職は市長自信が任命しているはずである。
仕事のパートナー選びは様々な観点がある。

お互いに得意なことが違う人たちが集まることで組織力が上がることもあるだろう。
また専門性が高い部分は、得意な人達が集まることによって切磋琢磨することもあると思う。

倉嶋副市長の話と山本市長の話には齟齬があった。
これは、言った言わない、受け取り方の違いなど様々な原因が考えられる。

夫婦でもなんでもそうかもしれないがコミュニケーションが不足することで様々な憶測を生む。
話すことで解決できたのでは無いか。

一番近くの補佐役とコミュニケーションが取れないというのはとても孤独だ。
人はそれぞれの立場によって仕事が違う。誰の為、何の為、それらを共有し同じ方向に向かうためにヴィジョンがある。
特に副市長は市長が思い描く前橋の未来に進む為に同じ方向を向いているはずだ。
双方の気持ちがすれ違っている以上、より良い市政運営は望めない。今回の解職は山本市長自身も考えて、考え抜いた決断であるはずだ。

会議は、今後の方針について各会派で持ち帰って検討という形で終了した。
しかし、副市長の解職は市長の専権事項である為、倉嶋副市長は31日で解職となる。

より良い方向に進めために何が出来るか。
誰かの正解は、誰かの不正解になることもあるが、それは決して前橋の不正解になってはならない。

前橋市議会 議員 岡 正己

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