2017年11月12日

New York 〜前橋文学館開催 詩のワークショップ〜

沖縄から前橋に帰って来て、息子から言われた一言。

息子「沖縄どうだった?やっぱり前橋は最高だよね?」
私 「お、ぉう。そーだ。さいこうだ・・」

声高らかに、というわけにはいかなかった。頑張ります。

さて、前橋市のキャッチフレーズに「水と緑と詩(うた)のまち」というのがある。
「水と緑の〜」というキャッチフレーズは全国どこでもある。

先日の全国都市問題会議でも「自然と歴史、文化に育まれた〜」と説明している市がいくつかあったが、このフレーズも地方都市であれば全て当てはまってしまうフレーズだ。

そもそも、自然と歴史と文化がないところは都市になっていないと思う。

幸い、前橋には“詩”がある。数多くの詩人を輩出していたり、著名な詩人との交流も盛んに行われていたためである。
それには、萩原朔太郎先輩の存在がとても大きい。

先日も紹介したが、アーツ前橋と前橋文学館が連携して言葉をテーマにした展覧会を開催している。

その展示の中で、同じ萩原でも萩原恭次郎先輩の作品を是非皆さんに感じて欲しい。詩にまとわりついた固定概念をしっかり壊してくれると思う。死刑宣告など初めて見たときは感動した。

萩原朔太郎先輩に関しては、その功績をたたえ萩原朔太郎賞という賞が存在し今年で25年目になる。
ちなみに、初代萩原朔太郎賞を受賞しているのはあの谷川俊太郎さんである。

前橋市にあった前橋二中と前橋四中が合併してできた、みずき中の校歌も谷川俊太郎さんの作詞である。こういうところにも詩の恩恵を受けていると思う。我々市民がもっと勉強する必要はあるが。

三角みず紀さんという詩人がいる。第22回の萩原朔太郎賞受賞者である。
そんな三角さんの詩のワークショップがあるということで初体験をしようと思い前橋文学館に出かけてみた。

「詩のワークショップに行ってくる」

この字面を見ると、なんとも豊かな感じがしてくる。スローな感じとでも言おうか。

詩〜ん。(し〜ん)とした会場の雰囲気が独特である。

今回のワークショップは、

その一、誰かに手紙を書く。相手は誰でもいい。人じゃなくても、物でも、歴史上の人物でも。

その二、封をする。

その三、それを受け取った人の気持ちになって詩を書く。

というもの。便箋と封筒は三角さんが用意して頂いたものを使ってもいいし、自分で持って来てもいいとのことでしたが、自分は用意していなかったので、三角さんの用意して頂いたものを使用することにした。

三角さん「この1部しかいないのですが、とてもおしゃれなものがあります。これで書きたい人いますか?」

一同「詩〜ん。」

となったので、これはなんとも!と思い私は

「はい!!」と手を挙げた。そして、おしゃれな便箋と封筒のセットで手紙を書くことになった。

さて誰に書こう。「詩〜ん。」とした雰囲気の中、参加者のペンの音だけが部屋に響いている。

何も考えずに書き出そうとしていたが、今朝息子に言われた一言を思い出した。

「やっぱり前橋は最高だよね?」

息子に伝えておくことを書こうと決めペンを走らせた。

三角さんに頂いた便箋と封筒のセットはNew YorkACE HOTELのものだった。
それに書き出したらなんとなくNew Yorkからの手紙みたいになって来た。
日本にいる息子にめがけて書いているうちに、漢字の大切さを伝えるような内容になった。

この伝えるという漢字、仁という漢字の下にカタカナの“ム”みたいなものがついている。
「仁」という漢字の意味をインターネットで調べてみた。

じん
〗 ジン・ニ ニン・ひと
1.《名・造》
  • おもいやり。いつくしみ。特に、儒教の根本理念として、自他のへだてをおかず、一切のものに対して、親しみ、いつくしみ、なさけぶかくある、思いやりの心。

なるほど。では、この伝えるの下の“ム”の意味はなんだろう。インターネットで・・・・
となってしまうと面白くない。

この“ム”を自分なりに解釈してみた。
ムムムムム↪️ → 矢印みたいに解釈することにした。

「自分の中の正しさを受け渡すこと」とでもなるか。
そんなことを思いながらなんとなく書いて封をする。

そして、それを受けとった息子の気持ちになって詩を書いてみる。ということだが・・・
そもそも詩を書くこと自体いつぶりか。書き方がわからないのでタイトルだけは決めてみる。
タイトルはもちろん

New York」前橋よいとこ一度はおいで

内容はここには記載しない(わけがわかんない内容になってしまったので)がとにかくいい経験でした。
詩を書いてみるという行為自体が色々な物事を考えることであって、インプットとアウトプットの重要性を学んだ。

前橋は詩のまちである。受け取る側のことを考えてしっかりと伝えていきたい。

前橋市議会 議員 岡正己

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