2019年1月21日
脱平均。
公益社団法人日本青年会議所京都会議2日目。新年式典が行われた。国際会館駅は青年会議所のメンバーでごった返していた。皆似たような出で立ちだ。個性はない。しかし、たまに個性的な人を見ると嬉しくなる。
以前、前橋で元エバーノート会長の外村さんの話を思い出した。
停滞する日本の会社の理由を三つあげていた。オーバー・プランニング(過剰計画)、オーバー・アナリシス(過剰分析)、オーバー・コンプライアンス(過剰法令遵守)。日本人のいいところかもしれないが真面目すぎる。努力を美徳とするところも世界では通用しない。努力はプロセスだ。結果ではない。しかし、皆と同じになりたい、紛れたいという感覚もわからなくもない。昨日の価値デザインフォーラムでも言っていたが「脱平均」である。平均的なところからは何も生まれない。脱平均はしばらくテーマになりそうである。
国際会館駅の「大原女の像」。
大原女(おはらめ)は、京都市左京区大原地区の女子が薪を頭に載せて京の都で行商する習わしを指し、毎年時代祭の行列にも登場しているらしい。 無形文化財の京人形師で13世面庄・岡本庄三氏の手によるブロンズ像。 その大きさ、佇まい、まさに脱平均だ。
青年会議所には様々な機会が与えられている。それをどのように捉えて自分の糧にしていくか。今回の京都会議はとても学びの多いものとなった。
前橋市議会 議員 岡 正己