2019年1月23日

報告事項。

昨日に引き続いて、市民経済常任委員会と教育福祉常任委員会が開かれた。

□市民経済常任委員会の報告事項
(1)グリーンドーム前橋等運営検討委員会の経過報告について
グリーンドーム前橋とは競輪場を兼ね備えた多目的アリーナだ。競輪事業のほか、様々なコンベンションやイベントなどを開催している全天候型の前橋市では一番大きい施設である。その銅でできた屋根が酸化して神社の屋根の様な、なんとも言えないグリーンになっていて前橋市のシンボルだ。

施設の機能や老朽化などから今後の運営を財政面から検討する必要がある。前橋市の直営が持続可能なのか検討委員会で検討している。その経過報告と今後の事業運営方式の可能性が示された。検討しているのは、市直営方式、官民連携(競輪事業は包括民営委託、貸館事業は前橋市)、指定管理者制度の3つ。それぞれメリットデメリットを出して、収益の確保と持続可能な事業運営を追求していくため、現行の直営方式と比較し、官民連携のベストミックスの可能性を考察していく。平成31年3月下旬には競輪事業等運営方式の基本的な考え方を報告する。

□教育福祉常任委員会の報告事項
(1)南橘町団地建替事業に伴う放課後児童クラブの整備運営事業者の募集について
(2)前橋市健康増進計画(第2次計画)後期計画(案)の概要について
(3)平成31年度前橋市食品衛生監視指導計画(案)に関わるパブリックコメントの実施について
(4)教育情報ネットワークの新管理体制後の状況について
(5)学校給食(バンズパン)への異物混入に係る再発防止の取り組み及び提供再開について
(6)前橋市子ども読書推進計画(第三次)の策定について
(7)前橋市と渋川氏及び伊勢崎市との図書館資料等の相互利用について

(1)南橘団地建替事業に伴う放課後児童クラブの整備及び運営について、民間事業者の持つ企画力や技術力、業務経験を活かし、より運営実態に適した施設整備を目指すため整備運営事業者を募集する。応募対象は群馬県内に事務所をがある学校法人・社会福祉法人・NPO法人などの公益法人・任意団体であること。平成31年度中の施設整備及び平成32年(2020)4月1日からの運営があること。平成31年1月23日(水)〜2月8日(金)まで募集要項等の配布が行われ、2月8日(金)〜2月18日(月)まで申請書を受け付ける。

(2)平成26年度に10カ年計画で策定した計画の平成31年度からの後期計画についてパブリックコメントを実施するというもの。市民の健康寿命の延命は前橋市の延命でもある。計画は策定されるだけでは意味がない。それらをより市民に周知して健康でありたいと自らのぞみ、健康増進に励める様にパブリックコメントで市民の意見をしっかりと聴取してもらいたい。

(3)都道府県や中核市は、毎年度定めなければならず、計画策定にあたっては、毎年度その内容を公表し、広く市民の意見を求めなければならないことになっている。意見の募集期間は平成31年2月1日(金)〜平成31年2月28日(木)1月15日号の市の広報とホームページで周知を図る。

(4)昨年、全国ニュースにもなった前橋市教育委員会の個人情報漏洩問題を受けて、新しい管理体制を構築した。市全体の情報政策を所管する政策部情報政策課内に新たに専任の担当職員2名(担当係長、係員)を配置して、専属で教育情報ネットワークの基盤整備やセキュリティ対策を行う。また、教育情報の全体管理を総務課で行い、学校教育課は授業や校務における活用のみを担当することと、それぞれの役割分担に基づき業務を進めていく。今後の予定として新しいセキュリティポリシーの確認や今後のパソコンの導入に係る方向性を決定するため2月6日に「教育情報システム利活用推進委員会」を開催する。教育情報ネットワークのセキュリティを確保しながら、校務系、校務外部接続系及び学習系の3分割に伴う学校現場にも十分配慮した運用支援を行う。また、損害賠償額が決定した(約161,000,000円)ため、委託先弁護士と協力しながら、損害賠償について交渉を進展させる。問題は起きてからが勝負である。全国に類を見ない強固なシステムと運用を期待したい。

(5)平成30年12月11日(火)に前橋市下川淵小学校の給食で提供した「バンズパン」の袋の中に長さ7mm程度のネジ1本及び直径12mm程度のワッシャー1個が混入したパン1個が発見された問題で、当該製造工場からのパンの提供を直ちに中止して代替工場で製造するパンに切り替えていた。その後、工場への立入検査などで安全性が確認されたことを受けて平成31年2月1日(金)より当該製造工場からの提供を再開する。混入原因は機械部品の一部が振動等により緩み、脱落したことである。今後は製造終了後の機械の確実な点検の実施、金属探知機の設置及び複数作業者による出荷前の目視などで再発防止を図る。児童に怪我がなかったことが救いだが、食は命に関わる。今後の対策をしっかりとしていただきたい。

(6)前橋市は各年代に渡り本を読む子どもが全国平均よりも多い。これまでの取り組みを継続するとともに今まで読書に親しむことができなかった子供達や、多角的な視点から事業を拡大し各団体との連携を一層強化することで効果的な推進を図る。

(7)前橋市民が渋川市立図書館から図書資料等の貸出を受けることができる様にするとともに、前橋市立図書館の図書資料等を渋川市民に貸し出す相互利用ができる様になった。これにより相互利用できる図書館(室)は、高崎市立図書館、玉村町立図書館、吉岡町図書館、榛東村公民館図書室、伊勢崎市立図書館、渋川私立図書館となった。様々な交流がさらに加速されることで新しい価値を産む。

前橋市議会 議員 岡 正己

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