2017年11月16日
成長可能性都市ランキング。
県庁前通り、秋に舞う葉に、風の顔。
野村総合研究所 社会システムコンサルティング部
上級研究員 小林氏の勉強会に出席。
反射して見える、群馬県庁と教会。場所は、年季の入った、職員研修会館の3階。
「成長可能性都市ランキング」
ランキングの目的は、国内都市の産業創発力の現状及び、将来のポテンシャルを可視化すること。
風土、基盤、環境などの視点から評価ポイントをつけて全国100都市をランキングしたものだ。
12の評価視点別ランキングがあり、それらを全てまとめて総合ランキングとなる。
ちなみに前橋の総合ランキングは第26位ということ。
12の評価視点別ランキングで前橋が最も高かったのが、「子育てをしながら働ける環境がある」の第2位である。
ちなみに1位は松本市。
私の他にも前橋市議の方々も来ており関心が高いのだと感じた。
色々ある指標の一つとして参考になった。
中でも面白かったのが、高崎市との比較と宇都宮市との比較。細かい詳細は載せられないが、前橋の方が可能性はある。
ということであった。
各地の成功事例も聞けてとても参考になった。
福岡県福岡市、岡山県西栗村、山形県鶴岡市、徳島大学、宮城県山元町農業生産法人(株)GRA、北海道砂川市いわた書店、福井県鯖江市、千葉県流山市知っているものもあったがポイントを押さえて説明してくださっていた。
まとめると、スタートアップに力を入れる。地方大学を核としたビジネス。世界最先端、過去に例のないもの。尖ったまちづくりといった感じだ。
前橋の強みは「都市の暮らしやすさ」だという。そこをさらに磨きをかけるとともに、その魅力を全国に発信するべきだと。
都市の魅力をカギに人材をひきとめ・ひきつけ、そこから新しいビジネスを生むイノベーション創発に力を入れること。
雇用を増やすだけでなく、経営者を増やすという発想。ソフトのインフラ整備に力点を置くべき。
小林氏がお勧めだといっていた北海道別海市のPR動画。
今回の勉強会で、自分の考えは間違っていなかったのだと思えた。
これからも前橋の成長可能性を伸ばしていきたい。
■メモ
・大都市依存型構造から抜け出し、ローカルハブを目指す。
・地域の中に気を使っていると限界がある。
●内発発展型の都市を目指す
・内部資源(大学・研究所・中隔企業)と外部活力(輸出)が連携して発展。
・高い1人あたりGRPと安定した人口維持を実現できている都市
↓
進出した企業と地元企業・大学を結びつける仕組みがある都市
前橋市議会 議員 岡正己