2019年3月18日

地域創造。

早朝より、息子の前橋市スポーツ少年団剣道交流大会のため宮城体育館へ。宮城県ではなく前橋にも宮城という地名がある。剣道の朝は早い。集合時間に会場に到着したら既にほぼ全員が練習していた。なるほど、集合時間とは練習も全て終わらせての集合という意味だったのか。日曜日の朝から勉強になる。

礼を重んじることの重要性も改めて感じた。面をはずすと皆あどけない表情を浮かべるが、一度試合となると年齢性別は関係なくその気迫はものすごい。相手がいるからこそ自分がいる。相手との対話の中から自分自身を見つめるスポーツだ。自分の得意なことは何か、また苦手なところは何か、相手を重んじて自分自身を知る。
その後は、まちなかに戻りアーツ前橋の「群馬県ゆかりのアーティストによる滞在制作事業」で滞在している尾花賢一氏のオープンスタジオとアーティストトークに参加。この事業は「平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業」の助成を受けて実施している。来年度予算でも計上されているので市民経済常任委員会で質問させていただいた。アーツ前橋は、館だけではなくこのように館の外へとアーティストの活動を波及させていくことが評価されて、(一財)地域創造の平成30年度地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞した。地域創造大賞(総務大臣賞)とは、地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰し、全国に広く紹介することにより、公立文化施設のさらなる活性化を図り、美しく心豊かなふるさとづくりの推進に寄与することを目的として、平成16年度に創設されたもので、今年度が15回目の表彰ということだ。

トークで、前橋に滞在していく中で、来る前とのイメージの変化の話が面白かった。前橋や赤城山の歴史など様々予習をしてきたが実際に滞在した時に魅力に感じたのは嘘のない前橋の日常だったという。「辻をめぐる」というその視点もとても面白い。市民には日常すぎて何も不思議に思わないところに価値がある。まさに新しい価値の創造だ。前橋は風の街だ。季節の変わり目にはいつも風がつきまとう。そんな風を主役のように捉えているドローイングも滞在制作ならではの作品だ。残りの滞在でこれらがどのように作品に仕上がっていくのか。とても楽しみである。

前橋市議会議員 岡 正己

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