2019年4月19日
わかる、わからない。
嬉しい記事。日刊SPAさん。是非ご覧になっていただきたい。前橋のまちなかの記事である。SPAさんはもうだいぶ前から熱心に取材していて、実際にお祭りにも参加していた。“中の人” には普通だけども “外の人” から見たら面白いということは本当によくある。
アーツ前橋では「やなぎみわ展 神話機械」が始まった。レセプションの中で、作家のやなぎさんが「アーツ前橋は、館長含めその若さがとても良い、これから100年続く美術館というのはこういう所だと思う」と言っていたことも印象深い。若さとはしなやかさである。その時代に合わせて変化できる。凝り固まった世界にはできないものがそこにはある。
右の写真を見てなんだろう?と思うだろう。是非、実際に足を運んで体感してほしい。こんなに近くに、いろいろなことを考えさせてくれる場所があるのに、行かないのはもったいない。芸術から受ける刺激は都会にばかりあるわけではない。よく、美術館などに行かない人から「わからない」というコメントをよく聞く。しかしそれは「わからない」ということが「わかった」瞬間だ。自分にはわからないから行かないという判断基準はあまりにも単純だ。それ以上のことを知ることができない。わからないことがあるというのは、これからわかる境地が広がっているということである。それを可能性と呼ぶ。
前橋市議会議員 岡 正己