2019年4月23日

日々旅。

4月の市民経済常任委員会が開かれた。報告事項は、(1)前橋市自然環境調査(植物)の実施についてと(2)グリーンドーム前橋等運営検討委員会の検討結果についての2件である。

(1)前橋市の自然環境の状況を把握することを目的に、鳥類、昆虫類、哺乳類・は虫類・両生類・魚類・水生生物、植物を毎年順次、自然環境調査として実施している。今回の対象は植物だ。市内17地点で実施され、148科1,228種確認された。その中でも重要種と呼ばれる絶滅の恐れがある植物などは32科47種に登りこれは平成19年度の調査時よりも約3倍に増えている。そのことから市内の植物が生息する環境は概ね良好に保たれていると考えられるが、その一方で高標高地の確認種数は過去よりも少なく近年増加が見られるシカの食害も考えられるということである。
また、特定外来生物も4科5種発見された。

(2)検討委員会では、本市の人口構造と財政状況を、競輪事業等の運営状況や民間委託をしている先行場の調査結果等をふまえ、持続可能な競輪事業の運営方式を追求し、現行の直営方式と民間活力を有効利用した官民連携方式の可能性について検討を重ねてきた。結果として、公益事業として存続していくためには競輪事業については、行政だけではできない民間事業者の持つノウハウを積極的に活用し、より効率的な事業運営を実施すること。また、グリーンドーム前橋の「公の施設」である会議室等の貸館事業については当面紙が直営で運営していくことが好ましいと考えるとなった。

 
4月の委員会では市内視察に行くことが慣例となっている。ジョブセンターまえばし、大渡体育館の建て替えに関して、大渡プールの天井の老朽化による補修工事、前橋文学館ではムットーニのカラクリミニシアターと現館長の「萩原朔美の仕事展」を観た。もう何度行ったかわからない常設展も改めて観る。実際に足を運ぶことで様々な気づきがある。

先日、弁天通りで開催されていた「アースデイinまえばし」にてとても良いキーワードを頂いた。「日々旅」というキーワードだ。何気ない日常も何かに、誰かに会うための旅であるという考え方。そう捉えることで、この一度しかない今日はとても特別な日になるのだ。

前橋市議会議員 岡 正己

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