2019年4月22日

前橋の顔。

朝日が気持ちいい。

第6回前橋・渋川シティマラソンが開催され、開会式に参加した。今年から10kmがなくなってフルマラソンの参加人数を増やした。6年目になりコースも変更になった。今、全国ではフルマラソンが多くなってきいるが、ハーフマラソンの需要もあるのではないか。特に、前橋・渋川シティマラソンは、10kmがなくなったことで、5kmの後いきなりフルマラソンになってしまう。フルマラソンの中にペアマラソンという二人で走る種類もあるが、大会の意義をしっかりと見直して、誰のなんのための大会なのか実行委員会はしっかりと考える必要がある。PDCAを繰り返し、市民の税金を投入している大会だということをしっかりと問い直してほしい。

前橋・渋川シティマラソンの情報提供媒体である公式ホームページには、大会の特徴や前橋市の魅力・観光情報等、シティプロモーションに関する掲載がない。平成29年第4回定例会の総括質問で、スポーツ振興についての質問の部長答弁でも、「今後はホームページ上で食文化や観光スポットの紹介等によりさらなる本市の魅力を発信していきたい」と答弁をいただいた。私も要望していたが、未だ大会の特徴というページが見当たらない。

ちなみに、お隣の榛名山ヒルクライムin高崎のホームページには大会の特徴のページは存在している。この違いは何か。参加者が何千人であればそのホームページの閲覧者は何人いるのか。これは簡単にわかるはずである。

参加者だけが全てではない。参加したくてもできない人を別の時期に誘導する。前橋・渋川シティマラソンでは、せっかくランナーに焼きまんじゅうを配ったりと特徴的な試みを実施しているので、それらを発信するだけでシティプロモーションになるはずだ。ホームページ閲覧者がどこのサイトから来て、どういった動きをするのか、どこのリンクに飛んでいくのか。これらを分析するだけで戦略的シティプロモーションが可能になる。もしかしたらそこに、空き家情報、病院の情報、求職情報など前橋の魅力だと思われるものを詰め込めこんだ時に見てくれるかもしれない。どこに、誰が、魅力を感じるのかをしっかり分析して、狙った獲物は逃さず、たとえ大会に参加できない人でも必ず前橋に来たくなってしまうようなアピールが必要だ。スポーツ大会参加者だけにとどまらない。観光や移住などその先の先まで考えてホームページを作っていただきたい。スポーツ大会等で、初めて前橋と触れ合う人にとってはホームページは前橋の顔だ。

実際の会場でもシティプロモーションが足りていない。会場で移住相談会や空き家、空き店舗情報、まちなか開業支援補助金などの情報で移住に向けたアピールをすることもできる。単純に物件好きな方々もいるかもしれないし、店舗移転を考えている方々もいるかもしれない。実際に来ている人々である。前橋市のメリットを少しでも感じてもらえればその人から知人などを通じて前橋の魅力を伝えてくれるかもしれない。一度来たらまた来たくなるような様々なアピールを繰り返し、その先に移住というゴールがあるということを忘れてはいけない。ホームページでのシティプロモーション。現地でのシティプロモーション、すぐにでも実行するべきだ。この機会に全力で前橋をアピールする。それは前橋のためであり、前橋市民のためであるはずだ。

前橋市議会議員 岡 正己

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