2019年4月25日

スポーツ・アンド・ザ・シティ。

前橋市スポーツ推進条例の制定を目指して会議。筋書きの無い会議は各議員の考えや本質もみえる。条例を作りたいという根拠を市に、市民にどこまで示せるか。この条例を作ることで、結果的に前橋市が豊かになることが重要である。どこでも同じ様な条例では意味がない。これからは地方の時代だ、その時に個性がない地方は埋もれてしまう。特に前橋の様な東京近郊の都市はなおさらである。東京のコバンザメ商法はすでに通用しない。東京にない魅力はどこにあるのか。今までと同じでは難しい、どこかと同じでは難しい。スポーツを前面に出していくことは、前橋市にとってメリットが大きいと感じている。赤城山や利根川という緑豊かな自然に囲まれていることはもちろん、まちなかを流れる広瀬川ではSAP(スタンドアップパドル)のレースも行われている。元日にはニューイヤー駅伝があり、県内随一のスポーツ施設を有しており、前橋育英高校の活躍などなど、そのメリットは上げればきりがない。

東京からの距離もそうだ。前橋市は観光入れ込み客数がとても多い。しかし、その多くは通過してしまっている人である。その人たちをどの様に引っ張るか。スポーツコンテンツをデザインして発信することが必要である。前橋市には前橋市文化振興条例というものがある。この条例の前文は前橋の特徴を捉えていて、前橋が文化都市であるということに誇りを取り戻そうという決意を感じる。ではスポーツではどうだろうか。私は、前橋の個性、強みをもっと前面に出した方が良いのではないかと提案した。どうせ作るなら市民にも自分たちの魅力に気づいてほしい。影響力のある条例となる為に、前橋市スポーツ推進条例制定に向けて引き続き議論となる。

その後、時間が押してしまったが前橋市立敷島小学校PTA 総会へ。会長として挨拶や議長の仕事が待っている。なにかと大変だといわれているPTA活動だが、年々その活動は縮小方向だ。今は、家族の形態は様々である。言語の問題もある。PTAに対しての意識変革はしていきたいと感じるが、どこまでの保護者がそれを望んでいるのか。PTAにできることはたくさんある。しかし、やればやるほど大変になることで本部役員のなり手がいなくなる。やらなければ存在価値が出せない。できる限り子供達の為により良い活動を目指したい。

小学校の中の唯一の大人の居場所PTA 室。ここはタイムマシーンだ。過去の資料や様々な備品が眠っている。それらを掘り返すだけでも先人達の想いを感じることができる。このとてつもない大きさのトロフィー。

敷島小学校PTAでソフトボール大会をやっていた時期もあるらしい。こうやって見てみると昔の方が地域スポーツは盛んだったのかもしれない。その分、保護者負担などが大きかったのだと思う。教職員の多忙化、部活動問題などで、地域の役割が問われている。解決策はどこにあるのだろうか。スポーツが市民にどこまで寄り添えるのか。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

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