2019年5月23日

スローシティ。

各派代表者会議と議会運営委員会が開かれた。

各派代表者会議では、海外友好都市(イタリア共和国オルビエート)への訪問が議題となった。

前橋市は、平成9年12月にイタリアオルビエート市と友好都市提携を結び、平成29年5月にスローシティ国際連盟に加盟した。スローシティ国際連盟は、「ゆったりとしたより良い食と生活を目指す市町村の国際ネットワーク」として1999年に設立され、現在、世界30か国・252市町村が加盟している。加盟都市による輪番で国際会議を開催しており、今年度は本部が置かれているオルビエート市にて開催される。友好都市による記念すべき大会に、前橋市の取り組みをアピールし、加盟都市間との交流、情報交換は意義のあることだ。

そこで得た情報をどのように市政へ活かすのか、また、スローシティが市民生活にどう結び付いているのか、目に見える形での周知方法も検討する必要がある。スローシティ区域内でのイベントも必要と考えるが、中心市街地に多くの市民が集う七夕まつりや前橋まつりの際に、会場の一角にスローシティエリアのブースを設け、農産物の販売やそれを使った料理の紹介、また取り組み状況の紹介など、既存のまつりを利用した周知も有効であると考える。

スローシティを推進するにあたっての、市民に対する周知についてどうするのか。3月の市民経済常任委員会で質問した。

□3月市民経済常任委員会での観光振興課長の答弁
「市民に対する周知としては、広報やホームページにより、加盟の意義や目的、そしてめざす地域づくりなどについて周知するとともに、モニュメントや周知看板の設置、また、セミナーやスローシティフェスタなどをスローシティエリアにおいて開催している。今後は行政主体で開催してきたイベント等についても、より市民が主体となってスローシティエリアでできること、やってみたいことを地域内外の市民、団体等が実施できるよう支援をしていく考えである。また、スローシティエリアの持っている地域資源の価値、魅力を感じていただくため、赤城南麓に来ていただくことはもちろん、より多くの市民や県内外の方々にも知っていただくには、中心市街地でのイベントへの出展も有効と考えらる。今後検討し、実施していきたい。」

スローシティは、行政だけの取り組みではない。市民が自主的に行うことで、新しい価値が創造される。私も実践編としてテントサウナを提案している。

テントサウナとは、フィンランドが発祥で、元々は軍隊が遠征地でもサウナを楽しめるように開発されたものだという。薪ストーブの上に敷き詰められた熱々のサウナストーンに水をかけることで発生する蒸気で、テント内の湿度を上げて体感温度を高める。自然の中であればそのまま湖や川にダイブだ。この葉っぱの束は「ヴィヒタ」と呼ばれ、白樺の枝を束ねたもの。体をビシバシ叩いている映像を見たことがある人もいるだろう。

5月25日26日に赤城千本桜公園で行われる「AKAGI PIG OUT CAMP」でテントサウナ体験のブースを担当する。使用する薪も、赤城山の間伐材を使用する。このヴィヒタも赤城山で取れたものだ。MADE IN AKAGIを味わえる体験となる。まさにスローシティだ。

行政は、今回のオルビエート訪問の成果をしっかりと市民に周知し、スローシティとして様々な取り組みが自主的に行われることを期待する。

前橋市議会議員 岡 正己

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