2017年11月26日

前橋文化。

第25回萩原朔太郎賞贈呈式に出席。
受賞者の岡本 啓さんともお話ができてよかった。

来年、ワークショップで来前するようなので、その時もスケジュールを合わせたいと思う。

萩原朔太郎賞は、今年で25回目のすぐれた現代詩に与えられる賞である。
初代の受賞者は谷川俊太郎さん。
小学校の国語の教科書でレオレオニの「スイミー」の訳などで、馴染みのある人も多いはずだ。

岡本啓さんのトークイベント
「詩と歩いて行く」を聞いた。

歩くのが好きということで、一歩一歩の歩行のリズムは、行と行の詩を書くときと似ている。

勝手に歩いて行くような感覚があるらしい。

トークの中でとても印象的な話があった。
詩人のところには色々な方から詩が送られてくるらしい。
出版社や個人など様々。

送られてきた詩の中に考えさせられるものがあったいう。

封筒の中にメールの宛名などが全部入ってしまっている送信メールをそのままプリントアウトしたような
A4の紙の束が入っていて、それと一緒に「手書きの紙」が一枚。

そこには「今の私の財力ではこれが手一杯です」
とそのときの気持ちが書かれていたという。

紙の束に書かれた詩の内容は忘れてしまったが、その「手書きの紙」のことが忘れられなかったという。
本来の目的である詩が書かれたA4の紙の束よりも、その「手書きの紙」の方が詩なのではないかと。

なるほど。

言葉があったらそこに詩があるかもしれない。人は一人一人というだけで偉大である。
日々の細かいことなどもそうやって考えるととても愛おしい。

贈呈式後に弁天通りでテレビの密着取材なども行われていてた。
詩は前橋の文化だ。

前橋の文化を考えるとこは、今のライフスタイルを考えることにもつながる。
昨日は弁天通りにも店舗を構えている。スタイルさんのイベントにも参加した。

会場は前橋の大竹レンガ倉庫。雰囲気もいい感じ。


弁天通りの仙台四郎ならぬ前橋五郎、大蓮寺副住職もせっせと撮影、そして安定のブログ更新。
さすがだ。

前橋文化はまだまだ続く。
「前橋映像祭2017」も開催されていた。こちらも会場は歴史ある「旧安田銀行担保倉庫

福山雅治主演の前橋が舞台の映画、「そして父になる」のラストシーンで象徴的に出てくるレンガ倉庫である。
東京と地方の対比をする中でとても重要な役割をはたしている。

今年で8回目になる。
上映の後は、トークもあり作家の紹介など和やかに行われていた。

前橋文化。
文化、文が化ける。全ては書くことから始まる。

こちらも弁天通りのギャラリーya-ginsで
村田峰紀「かく かく かく かく/意識 結果 行為 潜在」
村田峰紀パフォーマンス+泥沼コミュニティーが20時から


改めて、弁天通り商店街のポテンシャルの高さを実感した。

前橋文化、みじかなところにあるものを大切にしていきたい。

前橋市議会 議員 岡正己

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