2017年11月27日
議案、旧町名、GIS。
平成29年前橋市議会第4回定例会の議案です。
今回は平成30年からの10年間の前橋市の重要な総合計画
「第七次前橋市総合計画基本構想について」など全部で34件。
議案に目を通し、質問事項をまとめていく。
分厚い議案書に前橋の未来が詰まっている。なかでも第七次前橋市総合計画が今回の定例会の肝である。
代表質疑2日間、総括質問2日間、その後各委員会に付託されて質問していく。
前橋市民の未来に関わることなので興味を持ってほしいと思う。
第七次ということは第六次というのもある。今から10年前に立てられた計画である。
今年は、第六次前橋市総合計画の総点検もしている。
10年前というと今とはだいぶ時代が違う。
私は、東京でスタイリストをしていた。
世界的にはi-phoneが発売され、日本でも取り扱いが始まるかどうかという時か。
東日本大震災もまだ起きていない。
10年前には思いもつかなかったことが起きている。世界的にも自分的にも。
今後の10年間を考えることは簡単ではないが、これからの前橋の指針になるようにしっかりと考えていきたい。
将来都市像は
「新しい価値の創造都市 前橋」
新しい価値を創造できる都市とは。
ビジョンは
「めぶく。」
ビジョンはしっかりと行き届かないと意味がない。
2027年に総点検されるであろう計画を作るのは容易ではない。
時代は常に変わって行く。その流れに集団でついていかないといけない。
多様性が本当に大事になっていくと思う。
我々議員も多様にならなければいけない。様々な知の経済効果を生まなくてはいけないと思う。
話は変わるが、前橋市議会議員には週一で前橋市のイベント情報などが
「週刊市政ジャーナル」としてメールで送られてくる。
本日は「それいけ!まえばし出前講座」というのが前橋市立図書館でやっていたので参加した。
テーマは「前橋市の旧町名〜旧町名から見たまえばしの情景と伝説説話〜」
講師は倉地 啓仁さん。以前の職場、まえばしCITYエフエム時代に番組の収録でお世話になったことがある。
現在、前橋市で旧町名が残っている町は、本町、国領町、紅雲町、岩神町の4つである。
これ以外の町名は全て新町名になっている。
旧町名に関しての説話を色々聞くことができた。
自分も番組を担当していたので、聞いたことがあるものもあった。
前橋市の本町、国道50号沿いにある東和銀行の横の坂は「縁切り坂」という名前らしい。知らなかった。
時代は常に進んでいき、ものはどんどん古くなる。しかし古くなるものをあえて残す感覚が必要だと思う。
あえて残すと、残ってしまったは違う。そのものの価値をしっかり伝えていかないと“あえて”は残せない。
“あえて”の部分は文化を伝えることであると思う。
壊す理由よりも、残す理由を考えたい。
会場は超満員、職員さんが増席して対応していた。前橋市民の知の探究心はすごい。
先輩たちの勉強しようというその姿勢に感銘を受けた。
夜は、GIS(群馬イノベーションスクール)有志の勉強会に参加。
GISとは、時代をブレイクスルーするような新しい技術、サービスのイノベーションに挑戦する起業家や事業継承者を育成することを目的としたビジネススクールである。
私も前職の時に3期生として参加していた。
そこでの繋がりは今でも続いていて、卒業生などと月一回の勉強会をしている。
講師は、しののめ信用金庫 松村丈夫(たけお)常務理事
テーマは「信用金庫勤務 43年」
人生は選択の連続である
繰り返し試練が来る
簡単な道を選ぶと先には進めない
厳しい道を選ぶことで先に進める
真剣と本気は行動で伝える
「人間 至る所 青山あり」
「鶏口となるも牛後となる勿れ」
異業種の集まりは本当に勉強になる。
自分とは遠い世界なのかと思いきや、共通の問題に直面したりしている。
また情報交換の場では、私の政治活動の話もする。
それは、みんなが何を思っているかがフィルター無しに聞ける貴重な場だ。
参加者も政治に触れる機会があっても、掘り下げて聞くことはなかなかできないようで
自分の言葉に興味を持っていただける。
小さいことかもしれないが、今前橋で起きている問題を共有し解決の糸口を探る。
今週末12月2日にはGIA(群馬イノベーションアワード)もある。
イノベーションの祭典は、全国でも珍しい。
会場はグリーンドーム前橋、時間は15時からだ。お時間のある方は是非参加してほしい。
「求む、出る杭!」
ですぎた杭は打たれない。もしくは引き抜かれる。
前橋市議会 議員 岡正己