2019年6月28日

フードダイバーシティ。

ジェトロ群馬主催の「ヴィーガン・インバウンド対応セミナー」が前橋のお隣高崎しのホワイトイン高崎で開催された。ヴィーガンなどの知識はあるつもりだが、群馬県産の健康食材が注目されているとのことでとても興味があり参加した。高崎まではもちろん電車。駅から会場まで高崎を感じながら歩く。雪で崩れたアーケードがリニューアルされたということで現地確認。

平成26年の記録的な大雪により、アーケードが一部崩落し、市が3億9,096万円かけて、危険個所の除去をはじめ再整備を進めた。それと並行し、20代から30代の若手市職員と、地元の有志や若手経営者などがタッグを組み、この通りを昭和レトロの懐かしい香り漂う飲食店街にしていこうと取組みを開始。平成29年12月17日に新生『高崎レトロアベニュー』の完成記念式典が行われ、異業種からの参入も含め飲食店8店舗がオープンした。※高崎前橋経済新聞より

高崎レトロアヴェニューの木曜日の日中のインパクトはある意味すごい。夜はまた別の顔をしているのだとは思うが、昭和レトロ??と疑問が残る。そもそもなぜ昭和レトロになったのか。その経緯もとても気になるが、高崎市民がどう思っているのかの方が気になった。

「ヴィーガン・インバウンド対応セミナー」会場はほぼ満員で興味の高さが伺える。ヴィーガン(VEGAN)とは、日本語では「完全菜食主義者」などと表現されることが多く、動物由来のタンパク質を一切とらないとされ、肉、魚はもちろん、卵、牛乳、ハチミツなども摂取しない主義のこと。理由は様々で、動物性たんぱく質が体に合わない等、健康上の理由や、動物愛護や環境保護の考えに由来する場合もある。健康やファッションを意識して、時折ヴィーガンの食事をとるトレンドもあるようだ。

日本の特に地方ではヴィーガンの認知度が低いが、海外ではヴィーガンを始めとする健康を意識した食生活が急速に普及していて、来年の東京オリンピック・パラリンピックで、相当数のヴィーガンの人達が多く来日することが予想される。ヴィーガンだけではなく宗教上の理由などで食が多様化していく中、群馬県はこんにゃく、梅、大豆製品、野菜等などそれに対応できるものが揃っている。温泉などの観光資源とうまく組み合わせれば東京の次の訪問地として名前を上げることができるという考えだ。

Happy Cow という食べログのような利用者投稿型情報サイトがあり、ヴィーガンの方などはこれを参考に行く店を決めるという。群馬県内にもヴィーガンレストランは複数存在するが、このHappy Cow に登録されている店舗は0である。インバウンドに対応するためにはHappy Cow に登録は不可欠とのこと。とても勉強になった。

私個人的には味噌にとてつもない可能性を感じる。前橋には味噌漬けで有名な田村屋さんがある。

ヴィーガンに係る有識者による講演として、フードダイバーシティ(株) 代表取締役 守護 彰浩 氏による「世界の食を知ろう!一歩から始めるフードダイバーシティ対応」と(株) Funfair フードスペシャリスト 楠本 勝三 氏による「フードダイバーシティ対応の向こう側!お客様のリアルなニーズについて」の二つがとても興味深かった。

五葷フリーという言葉を初めて聞いた。五葷とは、ネギ、玉ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょう、あさつきなどにおいの強い野菜のことで、精進料理などではNGとされる。驚いたことにこの五葷、私の大好物だ。

なぜ、この五葷がNGなのかというと、禅宗などの寺院では肉や生臭い野菜を食べたり酒を飲んだりした者は、修行の場に相応しくないので立ち入りを禁ずるということからきているらしい。この匂いの元が、塩化アリルという成分らしく、私はどうもこの塩化アリルが好きらしい。インターネットで調べると人間の本来持っている気を傷つけてしまうか様々なことが出てきて面白い。

フードスペシャリスト 楠本 勝三 氏が納得した理由として、五葷は肉や魚などの臭み消しなどで使用することが求められるが、肉、魚も使わない料理なので五葷フリーでもやれると話していたこと。これは納得できる。

また、印象的だったのがヴィーガン料理かそうでないかはヴィーガンの人達以外にはどうでもいいということ。要するに美味しければいい。ヴィーガン料理ですと、前面に押し出す必要はなく、ヴィーガン料理の表示をひっそりとメニューに記載することで全ての人を捉えることができる。つまり、ヴィーガン料理という事を前面に押し出しすぎるとヴィーガンの人達しかこなくなる可能性があるという事だった。ヴィーガンの人達は必要な情報は自分たちで取りに行くためHappy Cow などの登録しておくだけで、あとは特別なPR入らないという点も非常勉強になった。会場には150人近くいただろうか。この150人に派生したものが今後の群馬にどれだけの効果を生み出すのか。とてもいいセミナーだった。

前橋市議会議員 岡 正己

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