８月常任委員会開催日、市民経済常任委員会と建設水道常任委員会の２常任委員会が開かれた。

□市民経済常任委員会の報告事項は７つ。
１、前橋市手数料条例の改正について
２、大渡体育館整備事業について
３、前橋市森林環境贈与税基金条例の制定について
４、亀泉清掃工場及び大胡クリーンセンターの閉場について
５、新最終処分場建設候補地の一次選定結果について
６、前橋テルサに係るサウンディング型利活用調査の延期及び市民アンケートの実施について
７、競輪開催事業に係る民間委託について

報告１前橋市手数料条例の改正について。※総務委員会の報告１３と同じ
・住民票の除票又は戸籍の附票の除票に関する証明手数料及び交付手数料の額は３５０円とする・個人番号通知カードが無くなるため再交付手数料の額を定める規定を削る。

報告２大渡体育館整備事業について。大渡体育館の整備費の見直し。前橋市スポーツ協会から冷暖房導入の要望が入ったこともあり、冷暖房やその他の設備を充実させるため整備費を見直した。追加でつり下げ式のバスケットゴールなども導入する。

報告３前橋市森林環境贈与税基金条例の制定について。森林の整備及びその促進に関する施策に要する経費の財源に充てるため、前橋市森林環境贈与税基金を設立する。

報告４亀泉清掃工場及び大胡クリーンセンターの閉場について。亀泉清掃工場（令話２年１月１０日まで）、大胡クリーンセンター（令和元年９月末まで）をそれぞれ閉場する。閉場後も令話２年３月末までは市民による自己搬入は受け付ける。

報告５新最終処分場建設候補地の一次選定結果について。新最終処分場の建設計画に伴い、平成２９年度に建設候補地の公募を行い、応募のあった９か所の応募地について、応募地の周辺を含めた建設地としての適正等を多岐にわたり調査検討した結果、３か所（芳賀地区no.１、芳賀地区no.３、宮城地区）に絞り込んだ。

報告６前橋テルサに係るサウンディング型利活用調査の延期及び市民アンケートの実施について※総務委員会報告１０と同じ

報告７競輪開催事業に係る民間委託について。前橋競輪の競輪開催事業等を令話２年４月１日から民間に委託するというもの。それに伴い、公募型プロポーザルを行う。令和元年１０月下旬〜企画提案書を受け付け、１１月上旬にプレゼンテーション、優先交渉権者の選定を行う。
委託期間は６年間で業務委託料限度額は５４億円（６年間）

□建設水道常任委員会の報告事項は８つ。
１、前橋市都市計画マスタープラン改訂に係るパブリックコメントの実施について
２、前橋市建築基準法関係手数料条例等の改正について
３、JR前橋駅北口地区再開発事業について
４、工事請負契約の締結について（防災・安全交付金（道路）橋梁上部工工事（道建第１号））
５、樹林墓地及び小区画墓地の整備予定について
６、秋のバラフェスタの開催について
７、前橋市水道事業給水条例の改正について
８、玉村町との上水道相互連絡管設置に関する協定の締結について

報告１前橋市都市計画マスタープラン改訂に係るパブリックコメントの実施について。第七次総合計画が策定され、都市計画の分野では前橋市立地訂正化計画等の新たな施策も展開されていることを受けて、平成２１年に策定し、平成２７年に改訂した前橋市都市計画マスタープランを再度改訂する。施策・事業の進捗による意見・提言を反映するため改訂する計画書を公表しパブリックコメントを実施する。実施期間は令和元年９月３１日〜１０月１５日まで。

報告２前橋市建築基準法関係手数料条例等の改正について。建築基準法の改正に伴い、（１）前橋市建築基準法関連手数料条例（２）前橋市都市の低炭素化の促進に関する法律関係手数料条例（３）前橋市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例（４）前橋市特別業務地区建築条例　をそれぞれ改正した。

報告３JR前橋駅北口地区再開発事業について。前橋駅北口再開発事業。JR前橋駅に隣接した立地を生かして、幅広い世代に対応する良好な住宅を供給し、子育て環境の充実を図るための支援施設、駅利用者の利便性を高めるための店舗、さらに敷地内に広場空間を設けるなど、駅周辺における賑わいの拠点としての複合施設を整備する。施工者はJR前橋駅北口地区第１種市街地再開発事業　個人施行者組織（ファーストコーポレーション株式会社　代表取締役　中村　利秋、東京建物株式会社　代表取締役社長執行役員　野村　均）。施設用途は、共同住宅、店舗。子育て支援施設、駐車場。地上２７階地下１階の規模となる。令和４年度工事完了予定。

報告４工事請負契約の締結について（防災・安全交付金（道路）橋梁上部工工事（道建第１号））。※総務委員会報告５と同じ。

報告５樹林墓地及び小区画墓地の整備予定について。生涯単身世帯・少子高齢化・核家族化など家族形態の多様化が進み、従来どおりのお墓を承継していくことが困難な方が増えている。嶺公園墓地内に新たに個別埋蔵施設と合葬埋蔵施設を併設した樹林墓地を計画した。樹林墓地とは、お墓の承継を必要としない永代供養墓のこと。従来の墓石を設置するお墓ではなく、数本の樹木を配置して墓石の代わりにするもので使用許可日から２０年間は骨壷のまま個別埋葬でき、その後は遺骨を納骨袋に入れ替えて他の遺骨とともに合葬し自然に回帰する新しい形のお墓。埋蔵施設は個別：２，２２３基、合葬は６基。収容能力は最大で約５，３００体。

報告６秋のバラフェスタの開催について。令和元年１０月２６日（土）〜１１月１０日（日）敷島公園ばら園にて秋のバラフェスタが開催される。

報告７前橋市水道事業給水条例の改正について。水道法の改正により、指定給水装置工事事業者の指定に係る更新制が導入されたことに伴って、指定給水装置工事事業者の指定の更新に係る手数料の額を一万円とする。

報告８玉村町との上水道相互連絡管設置に関する協定の締結について。前橋市に隣接する玉村町とのお互いの配水管を連絡管で接続し、災害や水質事故などで断水が生じた際に相互応援配水を行い、周辺住民の生活や経済活動への影響を最小限に抑えることを目的として締結するもの。連絡管設置により、前橋市、玉村町双方にとって、緊急時のライフライン確保の強化を図る。協定締結式を令和元年１０月２３日（水）午前１１時から。連絡管完成後は、１年に１回程度定期的に合同点検を実施する。

前橋市議会議員　岡 正己