2017年12月5日

第七総、代表質疑。

前橋市で一番歴史のある小学校、桃井小学校の工事ももうすぐ終了。
少子化により、桃井小学校と中央小学校が合併して一つになった。
生徒たちは現在、旧中央小学校で学んでいる。
私が市議会議員になって一番最初にした質問、「旧中央小学校跡地の問題」も気になるところだ。

本日は、「第七次前橋市総合計画」の代表質疑があった。
各派の代表者5人による質疑だ。
質問時間は30分ある。当局の答弁時間は含まれない。
ちなみに私の会派、赤利根の総括質問の時間は20分で答弁も含まれてしまう。

今回の代表質疑は、平成30年から10年間の、前橋市の最上位計画
「第七次前橋市総合計画」のみの質疑である。

簡単に説明する。
まず基本構想というのがある。ビジョンと政策方針の二つから構成されている。
・ビジョン:めぶく。
・政策方針:将来都市像、行動指針、まちづくりの柱、人口の目標、土地利用の方針

ここからが難しい。政策方針の中の
将来都市像は「新しい価値の創造都市」
行動指針3つに別れ、まちづくりの柱6本ある。

これらを基本構想として、中・長期的に推進する重点テーマや施策を示す
「推進計画」の2層構成によって進めて行く。「推進計画」は1章から6章まである。

この説明でわかる方はいるだろうか。

ポイントはここだ
基本構想及び推進計画が示す考え方は、本紙が所管するすべての行政分野に関わる計画や
事業推進の前提とし相互に補完し合うことで各分野における取り組みの効果を高める」とある。

重要度はわかると思う。

代表質疑も解りづらいという箇所に集約されていた気がする。

時代の速さにより予測不可能な部分と、これからの期待が入り混じったような雰囲気。
ニュアンスが多くなってしまっている。

10年計画なので、いた仕方ない部分はあるのかもしれないが、前橋市の最上位計画であるならば
市民に対して解りやすくないといけない。

前橋市の今後10年の羅針盤であると記載されている。
方向が分からなければ進めない。

委員会では細かく質問できるため、第7次前橋市総合計画案をさらに読み込む。

興味深い資料があった。
「本市の現状」という資料で人口推移から特徴など、前橋市の診断表のようなものがあった。

その中の「産業の状況」【産業別付加価値額】(出典:経済センサス)という表だ。
群馬県内の各市を比べて表示してあるのだが、高崎との比較が気になった。

市民感情的によく出るのは、「高崎は新幹線も通っていて駅前の再開発も盛ん、
前橋は完全に置いて行かれている」というもの。
前橋市民の皆様なら、なんとなくわかる感覚だろう。

しかし【産業別付加価値額】で前橋と高崎を比べるとほとんど前橋の方が額が大きい。
その中で、圧倒的に高崎に負けている項目があった。
卸売業、小売業の項目は半分以下だ。構成比率も乗っているので比べられて分かりやすい。

前橋は、産業比率が業種ごとにバランスのとれた構造になっている。

逆に高崎は卸売業・小売業が48.4%で約半分である。前橋の卸売業・小売業は全体の25.6%。
隣同士の市なのに、すごい差が開いている。

ここにヒントがある気がした。
産業がバランスがいいとうことは、ある意味リスク回避とも言える。

別府市に視察に伺った時、ほとんどが観光産業であったため、熊本の地震で大打撃であったという。
観光に頼っていたことが大きな要因であったということ。

産業のバランスが取れているというのは前橋のメリットでもあると思う。

資料を読み込んで代表者の質問を聞いていると、自分では気づかなかった箇所に
着目していたりしていていろいろ気づかされる。

明日は委員会の質問をまとめて行く。
8日は総括質問もあるので原稿をまとめて行くのが大変であるが
自分の中に今まで気づかなかった前橋の可能性がどんどんめばえてくるので嬉しくもある。

「第七次前橋市総合計画って何?」と聞かれた時になんと答えるか。

まだ自分の中でもめぶいていない気がする。
考えて考えて分かりやすく伝えて行くしかない。

前橋市議会 議員 岡 正己

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