初めて行った高知県。高知のイメージといえばカツオと坂本龍馬だ。よさこい祭も知っている。四国ということも知っているのでその遠さもわかってはいた。私は一人会派なので、一人で行く研修やセミナーなどの旅費の手配は自分でやっている。ここ最近はものすごい忙しさなので、空き時間でかなり急いで航空チケットの手配をした。最近はとても便利になっているので、航空チケットをネットで予約購入したと同時にカレンダーに反映されて、東京からのフライト時間がスケジューリングされる。とても便利だ。四国なので本来は前乗りしたほうがスムーズであるのはわかっているが、やらなければならないことが多くなかなかそうもいかない。フォーラムが１３時からということなので当日入りを選択した。

羽田空港へ向かうモノレール中、スマホのカレンダーを確認すると、東京からのフライトとなっている行き先はなんと岡山と書いてある。「汗が出た」。私が行くのは高知。航空チケットは岡山。同じ方面であるのは間違いないが違う。そこから文明の力を駆使してなんとか高知へいけないか懸命に調べた。東京から高知へのフライトは午前の便はもう飛んでしまっている。そんなに本数も多くないので午後の便を待つとかなり遅くなってしまうことがわかった。しかも、元々割安のチケットを購入していたため、岡山のフライトのキャンセルをして高知行きを買い直すとかなり高い金額になってしまう。「どうする」


結局、岡山まで予定通り飛んで、そこから特急南風にのって四国を縦断することにした。思いも寄らない四国縦断となった。特急南風はすごい揺れとともに四国の中を駆け巡る。途中、大歩危など素晴らしい景色に遭遇できた。なんとか到着できた高知県、気持ちも込みでとても遠かった。

前橋市議会議員　岡 正己