2019年11月2日

かたくたのむ

かたくたのむ
妻と子供と あとから生まれて来る者達にかたくたのむ。
お前達はどんな人間に対しても
人間は互いに確実に、何かの推類によっても結び合はされねばならぬ
縄を示すことを必ず忘れないやうにせよ
お前達は どんな借物をつくることもこばんでゆけ、
第一等の有名な安心のできる台の上をこばめ
お前達はある今までにやったことのないやうなことに
ぶつかっても、暗いギワクに、または性質の上に
また計画の上に、または職業の上に、ぶつかりても
びくびくおびえずにのりこえてゆけ

萩原恭次郎の遺書。書かれたのは39歳。今の私と同じ歳である。すごい境地だ。

「何物も無し!進むのみ!」

前橋文学館で萩原恭次郎生誕120年記念展が始まった。会期は2020年1月26日まで。詩という固定概念をぶっ壊し、常に新しいことに取り掛かる姿勢は本当にカッコイイ!萩原恭次郎の作品は過去にあって常に新しさを感じさせてくれる。詩の展示ということにおいては、今回のような試みはなかなかないのではないか。言葉たちが紙から飛び出している。今までは「死刑宣告」という第一詩集からの衝撃を受けていたが、今回「断片」という詩集が私に突き刺さった。アバンギャルドなスタイルを経て辿り着いた断片。そうか、今とは断片だ。詩とは断片だ。様々な断片が書かれている。断片38の中の一節「明日は今日を正しく歩むものだけに輝く花嫁だ」断片59の中の一節「君はこの所から出発すればいいんだ 何物も怖れるな 勇敢なるかつ讃美なる戦いの旗を 僕は死ぬまで君のために振るよ」

会期は2020年1月26日まで。わざわざ来る価値のある展示内容である。

前橋市議会議員 岡 正己

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2024年5月15日

岡 正己 議員

馬鹿。

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