2019年11月19日

歴史まちづくり法。

「前橋学ブックレット刊行20号記念 歴史まちづくりシンポジウム Vol.2 歴史都市まえばし-歴史まちづくり法から学ぶ」

前橋の歴史をブックレットにして広く伝えていこうという、前橋学ブックレットが刊行20号になったことを記念してのシンポジウム。前橋の歴史を活かしたまちづくりの方向を決める重要なシンポジウムだ。国土交通省 都市局 公園緑地・景観課緑地環境室 国際緑地対策環境官 脇坂  隆一氏による「歴史まちづくり法と活用事例」の講演。その後市長を交えたディスカッションが行われた。

以下、歴史まちづくり法における歴史的風致維持向上計画の重要なポイント。
1、有形・無形の歴史的資産が一体となった概念である「歴史的風致」を市町村が設定し、市町村の総合計画や課題に照らして方針を定めることで、各都市における歴史まちづくりのよりどころが示される。
2、重要文化財など単体の歴史建造物だけでなく、その周辺環境についても、拠点施設の整備、町並み整備、歴史的活動の維持などに対する取組行われることにより、まちなみ全体の歴史的風致の維持向上が図られる。
3、法定協議会の定期的な開催や進行管理・評価の実施等、計画認定後の取組状況をフォローアップし、計画の実効性を担保する仕組みが整備されている。
4、計画策定を通じて「文化財部局」や「まちづくり部局」をはじめとした関係部局が連携することにより、歴史まちづくりの取り組みが円滑に実行可能な庁内体制が整備される。
5、計画策定や計画に基づく事業等に行政が率先して取り組むことにより、歴史まちづくりに対する気運が高まり、地域の住民・団体、民間事業者の主体的な取組が活発化される。

全国では様々、歴史まちづくり法に基づいたまちづくりの成功事例が山ほどある。飛騨高山の事例などは数字から見ても明らかだ。水戸なども積極的に仕掛けていて様々なものを整備している。これは各自治体だけのお金ではなく、国のお金を活用してまちづくりができる仕組みだ。日本らしい、その地元らしい風景を残していこうと施工されたものである。らしさを失った地方などそれこそ目も当てられない。前橋市には国の重要文化財、臨江閣がある。臨江閣を中心に絹の歴史として重点エリアを組む。前橋市としてすぐにでも検討して進めて行かなければならない。

前橋市議会議員 岡 正己

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