2020年1月20日

常連と一見。

「京都」といえば言わずと知れた日本一の観光地。もはや説明不要の世界遺産や国宝、重要文化財などが多数あり、訪日外国人も大変多く活気がある。修学旅行などで一度は訪れたことがあるという人が多いと思う。

京都のような待っているだけで人が来る観光地に行くと感じることがある。それは努力という部分が欠けているのではないかという点。それは接客の場面で感じることが多い。名店と呼ばれるところは違うのかもしれないが、ほぼ一見様で成り立っているお店となると状況は違う。リピーターを重要視しないお店は無くなってしまうと思うが、その都度お客さんが変わっていくことで成り立つのだと思う。逆にいうと常連と一見の差がとても大きいのかもしれない。常連ではないのでしょうがないと思うし、数々の情報の中で埋もれてしまっているだけできっととても良いお店なども星の数ほどあると思う。そういったお店にたどり着くには自分の足で探すのが一番だ。

少し時間があったので徒歩移動してみた。歩かないとわからないことがある。駅などから離れた交通の便がよくないと思うようなところにある個人店など、魅力的なお店を発見する嬉しさがある。歩いていると外観があまりにも潔すぎる床屋さんを発見、「日進理髪」という店名だがその店名ですら反射させないと確認できない。

料金と営業中の看板のみと言う必要最小限の発信に止めるあたりは逆に言うと実力の証明でもあるような気がした。観光客がふらっと入ると言うことはあまりないと推測する。と言うことはお店の中にはいわゆる京都の「地元」の空気が流れているに違いない。WEBなどではたどり着けないローカル情報があると思うととてもワクワクしたが時間の関係でいくことはできなかった。

ちょうど京都市長選の告示の日だったらしく、昨日までは無人の選挙看板に続々候補者のポスターが貼られていく。タクシー移動の際に運転手さんからも様々な話を聞くことができたが、そこには観光地ならではの悩みもあるようだった。前橋は観光地ではない。逆に言うと観光は伸び代だ。観光戦略などを立てて来訪客を増やすことは市の活性化に直結してくる。そこには努力が必要である。以前より議会でも散々訴えているが、努力するべきところはマーケティング戦略だ。年代、趣味嗜好、住んでいる場所、交通手段など細かく分析することで効果的に発信するところが見えてくる。その時前橋がやらなければならないことは、一見様を大事にしてまた来てもらえるリピーターにすることだ。目指すは誰もが常連になれる街=前橋。

前橋市議会議員 岡 正己

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