2020年2月14日
前橋編集部2。
これからの地方都市に大切なものは「らしさ」である。例えば前橋。どこが前橋らしいのか、何が前橋らしいのか。それらを市民がしっかりと理解しなければならない。どこかの都市らしい、なにかっぽい、なんて言われるものには価値がない。古臭くても、貧乏臭くても、かっこ悪くても「らしさ」にこそ価値があるのだ。
文化という言葉がある。食文化、異文化、前に言葉を入れるだけで違った表情になる。文化という言葉を英語にしてみる。Culture(カルチャー)だ。この言葉はラテン語の耕すという意味から派生したものだ。文化とは耕すこと。耕すためには何が必要なのか。道具だ。武器でもいい。現代の我々の武器はなんだろうか。それは知識だ。耕すことでその土地には種が植えられ芽を出すことができる。多様な知識でこの土地の価値を再確認することが必要である。
めぶく。これは前橋のヴィジョンだが、めぶくためにはこの土地を耕すことが必要だ。前橋を耕す、耕作する。そのためにくわを持ち、スコップを握り、掘り返すのだ。 つづく。
前橋市議会議員 岡 正己