2020年4月27日
整理。
朝早く、自然と目が覚める。目覚まし時計などを使用しなくても「ふっ」と目が覚めると、何だかとっても得した気分になる。家族がまだ寝ていて「しん」としている空気が好きだ。太陽はぐんぐんとその角度を上げていき部屋の中はどんどん明るくなっていく。ひとりで音楽を聴きながらブログを書いたりしていると色々なことが整理できる。一人時間で自分自身と対話している感覚だ。
家から見える広瀬川のベンチに若いカップルが座っていた。何気ない光景だが、カップルを見かけるということはあまりなかった。自粛が叫ばれる中、散歩がてらに広瀬川を訪れたのであろう。ポケモンGOをやっている人たちが集まっている光景はよく見ていたが、最近はそれもないのでポケモン側も密になる状況を作らない様にしているのだと思う。
楽しいことが溢れすぎている世の中で、普段の何気ないものは見落とされがちである。今回の新型コロナウイルスによって改めて身近なものほど重要であるということが思い知らされた。家族、家、まち。必要最低限のものを手に入れられる地域なのか、それらを手に入れるために自分自身で移動できるのか。様々な価値の転換が起こっているように感じる。この時、地方は、前橋は、どんな姿を理想としていけばいいのか。ここ最近強く思っていることは、特性を出していくということ。行政にしてもそうである。こういった時だからこそ自分たち(前橋)のメリット、デメリットを整理して市内外にどの様にアプローチしていくのかを考えることも大切だ。
「赤城嶺に雲は輝き、利根川に霧は晴れゆく」
写真は日曜日の早朝。平日とのリズムの違いを求めて子供達とサイクリングに。大渡橋から見る赤城山。我々の近所にはこの様な環境が広がっている。
前橋市議会議員 岡 正己