2020年8月1日

7月補正予算。

7月前橋市議会臨時会。

新型コロナウイルス感染症対策関係予算が追加され令和2年度一般会計の合計は1,995億239万円となった。上程された議案は2件は全員賛成により可決された。

追加された予算は以下の通り
□タクシー運行継続支援金 2,808万円
・市内タクシーの運行を継続するため、1社当り200万円、1車両当り2万円を支援

□乗合バス運行継続支援金 7,750万円
・乗合バスの自主路線運行継続支援金
自主路線の運行を継続するため、1路線当たり100万円、1車両当たり50万円を支援
・乗合バス委託路線運行継続支援金
事業者の資金繰りを支援するため、通常翌年度に交付している市委託路線欠損補助の一部を前倒し

□テレワーク環境整備促進補助金の追加 5,000万円
・新たにテレワーク環境の整備を行う事業者を支援するため、補助金を追加

□プレミアム付商品券(30%プレミアム)20億5479万9千円
・市民への消費喚起やしない店舗を支援するため、総額19億5,000万円の商品券を発行

ニューノーマル創出支援補助金 1,000万円
・3密を避ける取り組みを行う飲食店等を支援するため、対応経費の一部を補助

キッチンカー事業者支援補助金 1,000万円
・キッチンカーによる飲食サービスの定着を図るため、宣伝費用や出店費用の一部を補助

□修学旅行キャンセル料等補助金 1億4,291万7千円
・修学旅行を延期・中止した場合のキャンセル料等を補助(市内の小学校、中学校、特別支援学校、高校)

補正額の合計は23億7,329万6千円。新しい生活スタイル、WITHコロナに対応するための補正予算である。テレワーク環境整備促進補助金は今回で5,000万円追加となって合計1億円の事業になった。それだけ求められているということである。国の事業に県が上乗せして実施したものもあるが、それよりも決めの細かい支援を前橋市では実施している。

プレミアム率30%のプレミアム付商品券。1セット、500円券が26万綴りで1万3千円分を1万円で販売する。1世帯3セットまで購入可能となっている。8月15日号の広報まえばしに一緒に織り込まれるチラシについている葉書によって応募できる。希望者多数の場合は抽選となる。

飲食店などが使える、ニューノーマル創出支援補助金、キッチンカー事業者支援補助金はどちらも上限1,000万円ということで十分とはいえないが、これからのWITHコロナ時代を生き抜くために試験的にでもいいのでこの機会にトライしてほしい。

修学旅行キャンセル料等補助金は議員側からも教育委員会側からもできればいかせてあげたいという趣旨の話が多く出ていた。修学旅行に関しては各学校の判断ということになっているので各学校が真剣に行ける方法を考えれば可能かもしれない。その時に今までの常識を疑わなければならない。

そもそも小学生の修学旅行は鎌倉、中学生は京都奈良という部分を疑うことも必要である。鎌倉は感染者の多い神奈川県で、観光客や不特定多数と触れ合う可能性が出てしまう。まずは修学旅行の目的を考えてみると答えが出るのではないか。別に鎌倉や京都奈良でなくてもその目的は果たせると思う。キャンセル料の供えをするのはいいことかもしれないがただ時間ばかりが過ぎていくのを待つのではなくて出来ることをしていくしかない。感染者数、前橋との歴史的関係などから候補地を新たに選定することで行ける可能性は高まると考えている。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

過去の活動報告

あかとねの日々の活動レポート

赤利根では、所属議員の活動や議会の情報について「赤利根ジャーナル」を通して皆様にお伝えしています。

お問い合わせ

お問い合わせは、下記からお願いします。

E-mail: info@akatone.net
Address: 〒371−8601 前橋市大手町二丁目12−1