2020年8月4日
避難所開設訓練。
桃井小学校の体育館にて「感染症拡大防止を考慮した避難所開設訓練」に総務委員会副委員長として参加。今年度予算で揃えた備品や感染症対策などを実際に体験する。
□指定避難所の概要
避難所開設の基準は2つ
【地震災害】
市内で震度5強以上の揺れを観測:自動開設 全ての小中学校を一斉開設
【風水害】
市内で大規模な災害が発生、市内で避難勧告等を発令:災害対策本部指示 災害の内容に応じて開設
・土砂の場合(市有施設5箇所:大胡・宮城・富士見公民館・粕川支所・赤城少年自然の家)
・洪水の場合(小中学校:水位周知河川ごとに設定)
前橋市の避難所は市立の小中学校68校(その他、公民館や市民体育館、グリーンドーム等災害の状況によって開設を判断)となっているので近所の学校が自身の避難所という認識で間違いない。避難所は避難者の生活の拠点であり、食糧・物資の配布の拠点であり災害支援の地域の拠点である。地震と風水害では開設が異なるため注意が必要である。あらかじめ自分が住んでいる場所のハザードマップを確認しておいて頂きたい。
避難所が開設されると近所に住む避難所担当職員2名と各部応援職員3名、学校用務技士によって開設され、施設・防災倉庫を開放し、市職員が対策本部と連絡調整する。
昨年の台風第19号踏まえて様々な見直しを行った。見直した内容は以下の通り
避難情報発令の早期化、浸水区域内の避難所開設、学校との連携強化、職員動員体制の強化、避難所の環境改善、情報発信、職員研修の充実、情報提供防災啓発など。これに今回の新型コロナウイルス感染症を踏まえての感染症拡大防止策が示されている。
避難者が来たときのオペレーション。入り口で消毒を徹底し、感染症が疑われる場合は家族単位で感染者用スペースに。
緊急用のトイレ、備蓄の非常食なども確認。
新しく全ての避難所に設置されたテレビ。昨年の教訓がこのようにしっかりと落とし込まれているのを確認すると議会の役割を実感する。様々な要望により改善されていく。
前橋市議会議員 岡 正己