2020年8月25日

アーツ前橋事業説明会及び市議会議員との意見交換会。

アーツ前橋事業説明会及び市議会議員との意見交換会に参加した。新型コロナウイルス感染症の影響により様々な変更が余儀無くされた。6月議会でも質問したがコロナ禍で何ができるのかが問われている。

1、アーツ前橋の新型コロナウイルス対策
2、アーツ前橋の休館中の対応
3、令和元年度アーツ前橋収蔵美術品
4、令和元年度事業評価報告(表現の生態系、前橋の美術2020、地球はレモンのように青い)
5、令和2年度事業計画(新型コロナウイルスの影響を踏まえた年度後半事業)

1、アーツ前橋の新型コロナウイルス対策
再開時の対策として、日本博物館教会「博物館における新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」、群馬県「新型コロナウイルス感染症イベント等実施ガイドライン(美術館・博物館編)」に基づいた感染症拡大防止対策を実施し再開。
①来館者の皆様へお願い
・館内行動ポリシー
・健康状態申告書
②アーツ前橋の取り組み
・3密を避ける対策、アルコール消毒等の対応

2、アーツ前橋の休館中の対応
展示の会期は短縮、延期、中止。予定されたイベントも中止に。搬出作品を一時エントランスガラス面に設置。滞在制作事業は短縮し予約制にして、HPでレポート掲載予定。オンライン配信として「アーツ前橋オンライン・ライブラリー」(記録映像/PDF等をまとめた特設ページ)とFacebookを使った収蔵作品/コミッションワーク/記録映像などの定期発進を4月28日から開始。今後は有料配信なども検討していく必要がある。また今後は危機管理として展覧会をずらせる環境を整えていく必要もある。3〜5月までの長い休館となったため監視の方、受付の方などには休業補償として差額の6割を支払った。

3、令和元年度アーツ前橋収蔵美術品
全部で72点を新たに収蔵した。12点の購入。60点が寄贈となっている。収蔵品は800万〜1,000万/年の予算がある。赤城山信仰など地域のテーマと世界の作家の作品を繋いだりローカルがグローバルに展開していけるような収蔵を心がけている。

4、令和元年度事業評価報告(表現の生態系、前橋の美術2020、地球はレモンのように青い)
・表現の生態系
2019年10月14日〜2020 年1月13日※67日間
入場者数:4,691人
・前橋の美術2020
2020年2月8日〜2020年3月3日※23日間
入場者数:3,104人
・地球はレモンのように青い
2020年6月1日〜2020 年7月26日※48日間
入場者数:6,448人

5、令和2年度事業計画(新型コロナウイルスの影響を踏まえた年度後半事業)
展覧会は延期、縮小または中止。その他プロジェクト等はワークショップなど直接触れ合う可能性がるものはオンラインなどに切り替える。企画展を減らし収蔵作品の調査と展示を増やす。学校や福祉施設に非接触型の事業を提案する。アーティスト向け公募型支援を実施。

コロナ禍においても美術館は安心して出かけられる場所というイメージがあるようだ。作品保護のために空調設備が良かったり、前橋は都内よりも安全!というイメージもあったようで集客につながった。

現在学芸員は7人。総事業費一億7千万円の中の定数管理のため正規職員が不足している。開館から7年が経ち直営方式で運営していくという結論を出している。任期付き職員なので任期以降の企画などを考えるという時に気持ちの入りが違うように思う。

職員はできる限り正規化するべきである。

前橋市議会議員 岡 正己

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