2020年10月8日

えきとまちをつなぐ。

前橋の特徴のひとつに駅と中心市街地(まちなか)が離れているという点が挙げられる。初めて前橋駅に降り立った人は、北口と南口のどちらに行けばまちなかがあるのか一見わからない。ただなんとなく北口からけやき並木に誘われるようにして歩いていてもなかなか辿りつかない。

現在の前橋駅は駅前が栄えているとは言い難い。しかし、駅前が見たことあるチェーン店ばかりでどこの駅かもわからないような駅よりは良いと思う。これからその特徴を出していけば良いのだ。まちはそんなにすぐには変わらない。日々の更新を積み重ねていくしかない。これからの未来に様々な交通手段が出てきたとしても駅はまだまだ交通の要衝だ。現在はあまり特徴がないがこの駅前からまちなかまでのエリアにはとても可能性がある。このエリアの魅力が上がることでまちなかへの誘導もしやすくなりまちなかのエリアが広がる。

私の事務所はまちなかの北の端にある弁天通り商店街にある。弁天通り商店街から少し北上すると歴史あるレンガ倉庫「旧安田銀行担保倉庫」もあり、私はそこがまちなかの北の端だと考えている。英語で言えばNorth Edge(ノースエッジ)。North Endの方が英語的には正しいのかもしれないがEndという単語がなんとなく嫌なのでEdgeとする(勝手に)。逆にまちなかの南の端はどこかと考えるとやはり前橋駅になるのが自然だ。

私は、まちなかから駅までをA面、まちなかからノースエッジまでをB面と呼んでいる(勝手に)。B面の曲がいいレコードは名盤だという個人的な理由もある。まちなかはAとBが入り混じるジャンクションでありまえばしの顔だ。それぞれが特徴を指していくことで相乗効果が生まれる。まちなかに隣接しているエリアの役割でもある。

さて、そんなA面が少しづつ変わろうとしている。今までは廃業、もしくは閉店した店舗に外から他業種が入りリノベーションして開店するということはあったが、この清香園は今までにない流れになっている。実家のお煎餅屋さんをお孫さんが継ぎ新しい煎餅屋として再生しようとしている。リノベーションのDIY作業の真っ只中にお邪魔した。



歴史を感じるお煎餅のガラス棚。移動がかなり難しそうだがそのまま利用するということだ。

床を剥がした後の接着剤跡と試行錯誤しながらの作業は大変ながら楽しさもある。私も今まで商店を2箇所リノベーションしながら自分たちの居場所を作ってきたが共通しているのは作る過程から楽しむということだ。学生の手を借りたり、友達の手を借りながら作っていくその過程もプロモーションにつなげることもできる。それは前橋市のヴィジョン「めぶく。」とも合致する。駅と街をつなぐ拠点「SEIKAEN」となることを期待している。

前橋市議会議員 岡 正己

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