2018年1月27日

あたりまえ。

寒い。
水が凍って出ないという経験はいつぶりか。

お風呂に入ってシャワーの栓をひねっても音沙汰無い。
もう一度服を着ようか、このまま粘って出るのを待つか
寒い浴室で一人考えていると、「ポタ、ポタリッ、」と雫が垂れて来た。

その雫に期待を込めて待機していると、そのうち水の勢いが増して来て
いつもの通り無数の穴から文明の恵みである42度の液体が流れ出す。

「嗚呼、この温もりを与えてくださってありがとうございます。」

普段はあたりまえのようなことにも感謝の気持ちが湧いてくる。
ありがとうの反対の言葉はあたりまえだという。

自分の周りのあたりまえを見直すことが大切である。

あたりまえは考えることを止めてしまう。
前橋のあたりまえを見直すことも必要だと思う。

草津白根山の噴火により、草津温泉の宿泊キャンセルが2日で14,133に上った。
9割が噴火の影響だということである。

観光産業が自然災害によって打撃を受けることは仕方ない。
報道によって伝えられることは多くのメッセージを含んでしまう。

草津白根山という名前に、より多くのイメージが含まれる。
温泉が湧いているということはあたりまえでは無い。

それは地下に脈々と動く地球の力の賜物である。
だから求心力を持ち人々を引き寄せるのだ。

群馬県は山に囲まれている。全国でも有数の温泉地である。
その温泉によってもたらされた富は計り知れない。

あたりまえを見直して、いざという時に備える。
噴火レベルが3に引き上がった草津白根山の状況と
草津温泉の安全性をメディア、行政、個人がしっかりと伝えていくことが重要だ。

今回の噴火で陸上自衛官の伊沢隆行陸曹長が犠牲になってしまった。
他にも噴石などによる怪我をおわれた方々もいた。

「伊沢陸曹長に心からお悔やみ申し上げますとともに、被害にあわれた皆様、
そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。」

前橋市議会 議員 岡 正己

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