2021年3月8日

他者への影響。

朝起きてガスストーブをつける。そのガスストーブの上に琺瑯のやかんを置きゆっくりとお湯を沸かす。気のせいなのかもしれないが、そのお湯はなんとなくまろやかで美味しい。朝一番に体内に入ってくるものはまろやかな方が良い。しかもその水は、ミネラルウォーターなどの特別なものではなく水道を捻ると出てくる前橋の水だ。その前橋の水がゆっくりと白湯へと変化する。朝一番にまろやかな白湯をいただく。このおじいちゃんのような行為も考えてみればとても贅沢である。

その時、どんな器でいただくのが良いのか。考える豊かさもある。またそれらを誰かと共有することでコミュニケーションにもなる。「白湯屋さん」は聞いたことがないが、しっかりと安心安全なお湯をしっかりとプレゼンして飲ませてくれるお店があったら面白そうである。

私が白湯を飲むときに好んで使っているのが、いも焼酎用のお湯割りグラスだ。できれば鹿児島のメーカーの販促品が良い。焼酎とお湯を入れるメモリがついていて、好みの濃さに調整できるあれである。陶器や磁器などでも良いのかもしれないが、無色透明なガラスが透明な液体を流し込むのにぴったりだと思っている。

他者からの目線を考えてみても面白い。湯呑みは中が見えないのでお茶でも飲んでいるのかなとなんとなく判断するだろう。しかし透明なグラスで熱そうに透明な液体を飲んでいる、となるとその想像は巡る。他者に影響を与える部分でも白湯はグラスがおすすめだ。

他者に影響を与えると言えば、アート。写真は竪町スタジオで制作された前橋のアーティスト村田峰紀の壁画。お披露目のタイミングということで伺った。

まちを歩けばアーティストにあたる。そんな前橋の当たり前も問われる時が来ているのかもしれない。今議会に上程されている令和3年度当初予算案のアーツまえばし関連の予算は軒並み減額である。特に顕著なのが展覧会予算だ。収蔵品の予算も合わせればかなりの減額である。少し前の収蔵品紛失問題を受けて、一時休館し収蔵品の総点検と運営体制の見直しなどを図るという。休館はやむを得ないが、今こそこの10年の蓄積、地域とアートをを絡めた館外事業をやる時だと思う。

令和3年度は仕方がないかもしれないが令和4年度の予算にまで影響しないように迅速な体制の立て直しを求めたい。

前橋市議会議員 岡 正己

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岡 正己 議員

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