2021年12月27日
1円。
1989年4月に消費税が導入される前はその存在はほとんど意識したことがなかった1円玉。当時9歳の私は消費税3%が導入されて今まで100円であったものが103円になりなんだかとても違和感を感じたのを覚えている。
そこから1円玉の活躍が始まる。財布の中で見かけることも多くなり、なんとなく道端に落ちていることも多くなったように思う。1円玉が道端に落ちていたとしても拾わない人が多いと思うが、道端に新品のスマホが落ちていればどうだろうか。その価値や重要性からほとんどの人が拾い上げて何処かに届けるとかなんかしらの措置を行うと思う。
硬貨の最小単位で物体として存在している1円だが1円で買えるものはなかなか存在しないと思っていたが先日1円の買い物をした。スマホである。
長男(14歳)の誕生日プレゼントとしてスマホを買うことになり、色々調べた結果、本体を購入し、WEBから格安スマホのSIMカードを購入するというのがいいのではないかということになった。電気屋さんに入り説明を受けていると「1円」というワードが出てきた。12月31日までのキャンペーンで若者がスマホを新規購入する場合「1円」で買えるというものだった。月々の支払いなど諸々確認して息子の財布から出した「1円」がスマホになった。
「1円」というものの価値を感じる瞬間である。「0円」と「1円」たかが1円かもしれないがそれがなければスマホをゲットすることができなかった。この「1円」がきっかけとなり今後毎月利用料を支払続けることになる。息子よ、おめでとう!
冬休み中の子供たちを連れてまちなかへ。白井屋ホテルで開催されていた「Tiny Market」では学生たちがさまざまな趣向を凝らして来場者を楽しませていた。
卒業を迎える学生たちがお世話になった方々の名前をクリスマスギフトに見立てたBOXに貼り付けたり、”まちなかのうわさ”を付箋で貼る形式で書いたりするワークショップ。
皆まちなかに愛着を感じてくれているようだった。まちなかで活動することは卒業しても帰ってくる場所としてまちなかが存在することを意味する。第2の故郷として「おかえり」と言えるこちらとしてもとても嬉しい。
□本日のめぶき 「生まれて初めてのDJ」
若者の集まりに顔を出す。主催者が生まれて初めてDJするという貴重な現場に遭遇した。高校生から30代前半くらいの若者が集まっている中で多分私が最高齢であったと思う。そういう現場も今後増えていくのかもしれない。
前橋市議会議員 岡 正己