2022年3月24日

委員会審査4日目、教福。

委員会審査4日目は教育福祉常任委員会。これですべての委員会審査が終了。あとは28日の閉会日を迎えるだけとなった。上程された議案はすべて全員賛成または賛成多数で可決となる見込み。

令和4年度が動き出す。助成金の情報など必要なところに届ける動きをしていく。

□本日のめぶき 「わすれない手ぬぐい」

Bentena item 002【わすれない手ぬぐい】
『わたしはわすれない。』これは前橋市在住の現代美術作家白川昌生の作品に度々登場するメッセージである。『わたしはわすれない。』と書かれたのぼり旗を掲げるという行為によって、震災の記憶が薄れていくことや、敗戦の記憶としての記念碑が撤去されたり、違うイメージへと置き換えられたりと、記憶の消去が行われていることに異議を申し立てている。のぼり旗を掲げることでその場所の背景(記憶)が浮かび上がる。

こののぼり旗をBentena SHOPが手ぬぐいとして別注した。
手ぬぐいにすることでポータブルとなり、色々な場所で広げればそこからの想像は無限大である。高崎市の中村染工場にて一枚一枚注染によって染め上げられたエメラルドグリーン、通称『利根川色』は、後ろポケットからのチラ見せ、カバンの中、銭湯、いつくるかわからない突然の雷雨などで映える。

どこかへ行ってしまうあの人への贈り物にも最適。また、惜しまれながらも閉店してしまったお店の前や、集合写真の時に広げることで写真の向こう側にインパクトのあるメッセージが送れる。旗にもなるのでわすれられないこと、わすれたくないことなどがあったら掲げるのでももちろんいい。

□白川昌生
1948年福岡県生まれ。国立デュッセルドルフ美術大学卒業。83年より群馬県を拠点に、立体作品や絵画を制作する。93年に、地域と美術をつなぐ美術活動団体「場所・群馬」を創設。これまで、県内の工場で製造されるインスタント食品を無人駅で食べるというゲリラ的パフォーマンス《無人駅での行為(群馬の食)》(2000年)や、前橋市内で空想の祭りを考案、実施した《駅家の木馬》(2011年)などの作品を発表。ダダイストとしての姿勢を根底に、地域の歴史や文化に基づいた表現活動を継続し、欧米や都市部を中心とした芸術の価値観や、日本の美術市場に批評的に向き合ってきた。主な個展に「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる想像の力」(アーツ前橋、2014年)など。

□中村染工場
1897年創業の歴史ある群馬県で唯一の注染工場。注染手ぬぐいは、群馬県ふるさと伝統工芸品に認定されている。注染とは手ぬぐいの代表的な染技法で、絵柄を切り抜いた型紙を生地に当て、防染糊を付け数十枚重ねた上から染料を注ぎ染めていく昔ながらの技法で一枚一枚手染めされている。現在は職人の減少や更なる大量生産を目的にプリントによる方法が主流になったが、注染手ぬぐいのもつ柔らかさ、表裏のない仕上がり、にじみやゆらぎなどの表情の豊さは再現できない。

前橋市議会議員 岡 正己

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