2022年4月1日

愚直。

アーツ議連のセミナー開催のため上京。

文京区役所にある文京区民センターA会議室にてオフラインとオンラインのハイブリット開催となった。ハイブリット開催は何かと緊張する。現地とオンラインでは見え方も違い、ハウリングなど音声の問題も起きやすい。

文化芸術振興自治体議員連盟(アーツ議連)第3回セミナー 『公共文化施設は必要か?』
スピーカー:可児市文化創造センター(アーラ)シニアアドバイザー衛紀生氏
Q.公共文化施設は必要か?
Q.文化芸術は票にならない!?
Q.文化芸術は「不要不急」?

様々な問いの中で、スピーカーの衛さんが一貫して伝えていたのは愚直にやるということ。文化芸術振興に楽な道などない。愚直に伝え続ける。それだけである。文化とはその土地の風土だ。風土と考えると時間をかけて作られるものだと理解できる。

可児市文化創造センター(アーラ)は、館長のリーダーシップによって文化施設は変わるということを証明している珍しい施設である。シニアアドバイザーの衛さん、事業開発部の坂崎さんをお招きし、2時間半に及ぶセミナーとなった。お二人からはいくつものキラーワードをいただいた。

文化芸術の価値は数値化できないという常識もあらゆる面からしっかりと数値化している。EBPMで説得力を持たせる。例えば公立高校で行ったワークショップでは退学者数に着目することで、中卒と高卒の生涯年収を比較し経済波及効果を見える化していた。

前橋市も市民文化会館、県民会館、アーツ前橋などの公共文化施設があるがそれらを活かし切れてはいない。ただの館でしかないという印象を受ける。アーツ前橋は別として館外にどれだけ出ていけるかが重要である。

アーラはワークショプを通してアウトリーチする形をとっている。それらは多面多層な市民に対応するように様々な段階で訪れる。社会に出てからの居場所となる。その場所に居ていいという肯定感は生きる意味につながっていく。

衛さんが投げかけるVISION
私たちの使命とは?
私たちは神聖な芸術ではなくて普通の人間についての仕事をしている
私たちは興行ではなく、経験価値を提供している

□本日のめぶき 「多摩市長選挙」

4月3日告示、4月10日投開票で多摩市長選挙が行われる。他の地域について学ぶことは前橋について学ぶことでもある。

前橋市議会議員 岡 正己

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