2022年11月1日

市民経済常任委員会行政視察1日目。

前橋市議会市民経済常任委員会行政視察。10月31日(月)〜11月2日(水)の日程で豊橋市〜津〜富士市という行程。初日は愛知県豊橋市の多文化共生の取り組みについて。

豊橋市の名物は豊橋カレーうどん。450年以上続く手筒花火。三河港がある関係でフォルクスワーゲンなど自動車メーカーが進出している。農業も盛んで大葉、うずらは全国1位。

□豊橋市における多文化共生の取り組みについて

多文化共生・国際課横田さんより説明を受ける。前橋市と豊橋市を比較しての説明。外国人住民の割合。前橋は様々な国の人達がある程度のバランスでいるが、豊橋市はブラジル45%、フィリピン21%で全体の約4分の3となっている。

理由として前橋市は留学生が多いのに対して豊橋市は定住している方が多い。理由として、トヨタやスズキなど自動車産業が多いので工場で働く環境がある。これは強みでもあり弱みでもある。

住民の外国人の割合は前橋2.3 %、豊橋5 %、定住化傾向なのでターゲット(ポルトガル語等)は絞りやすい。

・多文化共生推進計画策定の経緯
1990年の入管法改正以降外国人の割合が増加。各部署ごとに対応していたが限界に達した。様々な問題を集約するための手段として計画を策定することになった。

豊橋市多文化推進計画によって各課に通訳40名を配置(会計年度任用職員で人件費1.2億)。教育に力を入れている(1.2億)。

掃除などの文化の違いから公立に馴染めない子どもを対象に初期支援コースで10ヶ月日本語を学ぶことができる。また、多文化子育てサロン・プレスクール・外国人児童サマースクール(夏休みの宿題)・中学生アフタースクール(放課後の宿題等)などの取り組みも行っている。

豊橋市の政策の特徴は通訳の人数を増やしたこと。課題として、理解の促進と生活環境の整備、活力ある社会づくりなどが挙げられる。理解の促進に対してはやさしい日本語の普及や審議会に外国人の委員を委任した。

生活環境の整備に対しては医療機関における言葉の壁は医療現場と3者で電話で繋ぐなど。ブラジルフィリピン以外のその他9%に60カ国の人々がいるので、人数に関係なくやさしい日本語を心がけていく。特に有事に必要になるため平時でも使っていくことでフォローする。

活力ある社会づくりの課題としては、工場で働く環境が整っているため集住している地区と会社の行き帰りのみで日本語使えなくても快適に暮らせる地域にがある。そこにどうやって届けるか。

市民理解の促進として小さい頃から多文化共生の理解を進めるため多文化共生パスポートを配布して小学校への出前講座やのびるんdeスクールという事業を行っている。

・ゴミ出し等の生活ルール
外国人情報窓口を市役所1階に。初めての転入の書き方のサポートなどを行いオリジナルの封筒にまとめたセットを渡す。

その他、WEB(ポルトガル語 タガログ語 英語)での対応、国際課のフェイスブック、外国人市民向けウェブサイト「ぽけとよ」、自治会による回覧文章解で注意喚起や現場指導などを行っている。

□その他の事例
多文化共生モデル事業者がいる。集住地区でトラブルが起こるので多文化共生推進員を入れている。地域日本語計画を定める。豊橋市内の留学生などに向けて豊橋市お仕事説明会を行っている。アンケートを実施していく。自治会役員に外国人がいる自治会はうまくいく。防災訓練とBBQをくっつける。国際交流協会に多文化共生のボランティアお願いしている。 就労のための日本語教室をH4 から実施している。ブラジル協会(NPO)があるのも大きい。

質問等
・各課の連携をとる上で計画があることによって円滑になるのか? 初期は有効各課に主任者を任命している
・通訳はいるがタブレット端末などを駆使しているのか? そこが課題、費用面も含めて。サービスの質が求められている。前橋の場合、言語が多岐に渡るので極力デジタルを活用していくことを考えた方がいい。めぶくIDが有効か。
・学校の文章をやさしくする。コトバル(コニカミノルタ製)という翻訳ツールを使用。

□本日のめぶき「ピレーネー」

豊橋駅にて。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

過去の活動報告

あかとねの日々の活動レポート

2024年5月15日

岡 正己 議員

馬鹿。

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