2018年8月22日
ブロック塀問題。
前橋市議会総務常任委員会と教育福祉常任委員会が開かれた。
様々な報告事項がある中、
小中学校等のブロック塀の設置状況及び優先改善施設等については子供達の命に関わる重要な課題である。
先日の大阪のブロック塀倒壊事故から全国で課題として持ち上がっている。
前橋も例外ではない。いつくるかわからない地震。できることは備えることだ。
前橋市内の小学校等とその他市有施設を検査して不適合箇所を割り出した。
小中学校77施設の中で建築基準法不適合は49施設。
その他市有施設332施設の中で建築基準法不適合は48施設。
合わせて97施設が不適合となっている。
中でも、子供たちが立ち入る施設を中心に、高さ超過、著しい劣化、通学路に面している、控え壁がなし等から、優先改善施設を総合的に判断した。
委員から質問が出ていたが、学校などの施設はいいとして子供達の通学路、民地についてはどうだろうか。
通学路は、個人宅から会社、店舗など様々なところに設定されている。
しかし、民地であることから学校側から積極的に動くことはなかなか難しそうだ。
ブロック塀の撤去や補強にしても費用がかかる。
ちなみに今回の不適合箇所を全て改善した場合にかかる費用は
総額で7億7千万円程度。
優先改善施設だけでも総額で9千5百万円程度かかる。
危険な壁があったとして、撤去や補強を促すことが出来たとして、費用負担はどうするのか。
ここは非常に難しい。問題解決は我々の仕事である。
前橋市議会 議員 岡 正己