2018年10月12日

生き甲斐。(ぐんまグッジョブフェア)

群馬県主催のぐんまグッジョブフェアに。
県民に障害者が活躍している姿に触れてもらって、障害者とともに働くことを考えるきっかけとしてもらうためということだ。

お笑い芸人の「松本ハウス」さんのトークショーを聞きに行った。
300人先着とのことだが会場はまばら、平日の午前中ではなかなか難しい。
その目的と開催日程は果たして正解だったのか。

ボケのハウス加賀谷さんとツッコミの松本キックさんのお二人だ。
松本ハウスさんは、私がボキャブラ世代なのでとても馴染みもあり、
病気から復帰しての活躍も知っていた。

加賀谷さんは統合失調症で入院し、そこからお笑い芸人として復帰した。
統合失調症について自分もよくわからないところがあったのでとてもためになった。
初めてこの病気と触れ合う人にはとてもいい内容のトークショーであると思う。

先生と呼ばれるお医者さんからの学術的な話より、
本人の思いと、近くから見ていた人の客観的な目線がとても印象的だった。

加賀谷さんがお笑い芸人になるまで〜人気絶頂〜入院に至るまで赤裸々に語っていただき、
障害者に対しての偏見や、本人の思いなど聞いていて込み上げることもたくさんあった。

その時に支えた相方の松本キックさんの思いにもまたグッときた。
持つべきものは友達だ。

病気に対しての理解や対応などとても勉強になった。とてもいい内容のトークショーだった。

その後は県庁1階のホールで、障害者施設で製作した製品の中に
とてもすごいものを発見した。

表面

裏面
久遠チョコレートだ。
コンセプトはもちろんその味もデザインもとてもレベルが高い。

この商品は、全国の障がい者(福祉事業所)がショコラティエ(作り手)となり、
妥協のないモノづくりから、一つひとつ丁寧に作りあげているものだ。

技術と情熱、素材にこだわり、手間を惜しまず、作り手の未来と社会の未来にこだわっている。

「障がいのある彼らが、ショコラティエとして、かっこよく社会の中で育ち輝き続け、チョコレートを手に取る人々にロマンを与え、豊かで明るい未来づくりにこだわるチョコレートブランドです」とある。

チョコレートの種類の豊富さからは、多様性が感じられ
とても考え抜かれている商品であることがうかがえる。
まさに、みんな違ってみんないいというメッセージのようだ。
このレベルまでいかないといけない。

障がい者が作っているからとかそういう枠を超えている。
ものとしてとてもいい。

ハウス加賀谷さんも久遠チョコレートさんもそうだが、
その仕事からは、やりがいや生き甲斐を感じることができる。

生き甲斐なくして、何があるか。

全国では様々ないい事例が沢山ある。
問題は、群馬県が、前橋市が、それをどう活かせているか。

前橋市議会 議員 岡 正己

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