2019年2月7日

本とか詩とか。

「ゆっくり本を読んだりしたい。」思えば小さい頃から本を読むことが苦手で、同じ行を何回も読んだりして前に進めなくて、飽きちゃったり、内容がまるで入ってこなくて、ちゃんと読み終えたお気に入りの一冊なんて記憶に無い。しかし本に対しての憧れがあり読書好きの図書館に通っている“あの子”が気になったりしていた。

食わず嫌いという言葉がある。本嫌いだった私が、ましてや詩なんて好きなはずは無い。教科書に出てきて触れ合う詩は勉強の一環であるし、とても楽しいものという印象も無かった。しかし大人になって触れ合う詩は違う。少ない言葉の中に様々な物が含まれている。まるでパスワードだ。頭の中でそれぞれ想像する。共通して共感する事も良いけれど解釈が別になっても良い。人それぞれだ、みんな違ってみんな良い。

前橋市のキャッチコピーは「水と緑と詩(うた)のまち」である。

「水と緑と〜〜〜」というものは何処にでもあるが、そこに詩が入っているのがとても大きな特徴だ。これは、詩人の萩原朔太郎が前橋出身である事に由来する。口語自由詩を確立した氏の功績はとても大きい。時代の変革者である。 “それまで” と “ここから” に線を引いた人だ。当時の事はわからないがよっぽどの天才だと推測する。まさに“Think different”な感覚。人間には現状維持バイアスがかかる。何もしない事で安定してると思い込んでいる。しかし何もしない事は遠目で見れば右肩下がりだ。気付いた時にはその角度は急になっているなんて事もある。

「ゆっくり詩集を読んだりしたい」そう思う日が来るなんて夢にも思っていなかった。人は変わる。詩とは羽の生えた言葉だ。何処へでも飛んでいける。現代の朔太郎は誰か。それはもはや詩では無いかもしれない。“Think different”する時がきているように思う。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

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2024年5月20日

岡 正己 議員

短歌。

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