第１３１回前橋市立敷島小学校卒業式が挙行された。

卒業生３８名は逞しく巣立っていった。PTA会長としてお祝いの言葉を述べさせていただいた。卒業生の皆さんが敷島小学校に入学した日から６年が経とうとしている。この６年という月日をどのように感じているか。目標を持って突き進んでいた人もいるかもしれない。毎日毎日、ただ過ごしていたらいつの間にか６年生になっていた、なんていう人もいるかもしれない。これから中学校という新しいステージに上がり、心も体も成長していく。その中で嬉しいことや楽しいことはもちろんだが、時には辛いことや困難なことなども必ずある。

敷島小学校の校歌に「大川、小川、幾百と合わせ集めて満ちたる力」とある。今日から６年経ったら卒業生は１８歳となり、大人の仲間入りを果たしている。まだ考え付かないかもしれないが６年とはそれほどまで長い時間である。これからの６年で何をしていたかは、その後の人生を大きく変えることになる。

卒業生に伝えたい事はこの期間に「たくさん失敗をしてください」という事だ。失敗したくないと思うのは当然だ。しかし逆に考えれば失敗しているという事は挑戦しているということになる。失敗から学べることが沢山ある。もし誰かが失敗していたら、それを笑うようなことはせず、「次があるよ！、だったらこうしてみよう！」と励まして、アドバイスをして欲しい。そうすれば、その友達は何かあった時に必ずみんなを助けてくれる。みんなでたくさん挑戦して、失敗して、ちょっとのことでは動じない経験をして欲しい。色々な経験をして大きくなり、たくさん集まればその力はとても大きくなる。もし、失敗してもそこから学んで満ちたる力を出して欲しい。

前橋市議会議員　岡 正己