靱本町から歩いて次の目的地に向かう。
時間の許す限り歩く。歩いてそのまちを感じたい。

大阪中央公会堂を見学。
100年前に建てられたものを残している。

自由見学エリアをさらっと見学した。
国の重要文化財に指定されている。

次のアポイントが12時半のため、早々に切り上げて
私の旅の恒例行事“旅先BARBER”のために床屋さんを探す。

次の目的地までの裏道を歩きながら「赤青白のストライプ」を探す。
全然見当たらない。
一軒シブい感じの床屋さんがあったが、完全予約制と外観に押し出していたため断念。

今回は難しいかなぁ。
と思って歩いていると
ありました「赤青白のストライプ！」
“ざ・とこや貴公子”のお出ましだ。

迷っている暇はなかったので早速入店。

カットシャンプー付き2,000円を選択。
お父さんとお母さんの二人経営、こじんまりした雰囲気である。
髪の毛にグリースがついたままであったので少々嫌がりながらも
「油ついとりますんで先洗いますわ〜」とガシガシ洗われ、いざカット。

カットはお母さん担当で、顔を拭くタオルがお父さん。

人見知りなのか、かなり無愛想な感じで会話が始まった。

岡「この辺りは床屋さんあまりないんですかね」
店「昔はいっぱいあったんですけどね〜なくなってしまいましたわ〜」
岡「みんな床屋さん行かなくなっちゃったんですかね〜」
店「ほら〜今、1000円カットみたいな安いのありますでしょ〜
皆さんそういうとこ行きはるんじゃないですかね〜
景気ええ、言うても、あれは東京だけの話やないですか〜
サラリーマンのお小遣いじゃあ〜しょうがないんじゃないですかね〜
昔はよくね〜、この辺りのサラリーマンも仕事の途中で髪切りに来ていたんですけどね〜
最近は厳しいでしょう何かと。
今は、若い子の方がむしろ身だしなみを整えていますよね〜
中年の方が気にしないんじゃないですかねー
上司が髪切ってこい！なんて昔はありましたもん」

岡「私は、旅先の床屋さんで色々話を聞くことが好きなんですよ」

店「いろんなとこ行ってるだけあって人当たりいいですねー」

と終わり頃にはいい感じのコミュニケーションが取れた。
そうこうしているうちに12時半になっていた。

グーグルマップで検索していて徒歩5分となっていたので、
少々遅れますと連絡をして急いで今回の旅の目的地に。

株式会社TAMさんである。

と言いましても、このTAMさんのメンバーがやっている
テントサウナパーティーという活動のお話を聞くのが今回の旅の最大の目的だ。

フィルムディレクター藤山さんとデザイナー/イラストレーター林さん。
初めましてと挨拶を交わすも、同世代というこもありすぐに意気投合。

どこに住んでるか、どれだけ一緒にいるかということも大事かもしれないが
感覚が合うとそんなことは関係ないくらい仲良くなれる。

TAMさんの近くにある日本一長い商店街、天神橋商店街の路地にあるお好み焼き屋さんに。
この商店街はとても賑わっていた。平日の昼間にも関わらず老若男女溢れている。

商店街の新陳代謝は激しいとのこと。
一丁目から八丁目まであって、なんとなく色があるらしい。
歩いているだけで楽しい。これが商店街だと思う。

お好み焼き千草は満席。少々待って、お好み焼きをいただいた。
文化を感じれるお店があるのは本当に羨ましい。

その後、彼らの行きつけの喫茶店に行き本題に。
彼らのやっているテントサウナパーティーを極寒の赤城山でできないか。
その可能性を探る。

今ある赤城山に新しい価値を創造する。それが今回の旅の目的である。

前橋市議会　議員　岡  正己