2021年4月8日
どんぶらこ。
4月7日は前橋市内小中学校の入学式が行われる。午前中は中学校、午後は小学校でどちらにもお子さんのいるご家庭は大忙しである。新型コロナウイルス感染症の影響により来賓は無し。祝辞もPTA会長のみという時短式である。
私は令和3年度PTA会長として祝辞を述べさせて頂いた。伝えたいことは沢山あったが今回は2019年の5月に行われた上毛新聞主催のトークセッションでホリエモンこと堀江貴文さんが言っていたことを参考に文面を認めた。トークセッションの内容はこちらから。
暗記していたので何も見ないで言おうと思っていたが、人生に一度しかない晴れの日、もしものことがあると大変なので左手にそっと持ちながら71名の入学をお祝いした。
□以下祝辞抜粋
桃太郎という昔話があります。「むか〜し、むかし。あるところにお爺さんとお婆さんが・・・」と始まるおきまりの物語です。お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯へ、そこでお婆さんは大きな桃を発見するのです。そして持ち帰って、桃を切ると中から桃太郎が出てくる。この桃太郎によって鬼退治がなされ世界は平和になります。この話の中に大事なヒントがあります。それはお婆さんの行動力です。目の前に大きな桃が流れてくる。想像してみてください。普通の人は気持ち悪がって拾おうとはしない。ましてや持って帰って切ってみるなんてことはしない。しかもお婆さんは流れてくる桃を探しに行ったわけではなくて、洗濯をするために川に行ったのです。つまり本来の目的を達成するためではなく、たまたま目の前に来たチャンスに反応できたということです。これが重要なのです。よくわからないから、気持ち悪いから、興味がないからといった理由で大事なものを見過ごしているかもしれないのです。何事にも恐れずに行動力を持って日々の中学校生活に励んでください。きっと大きな桃が流れてくるでしょう。見逃さずに貴重な経験を積んで、実りある三年間にしてください。
前橋市立第三中学校 PTA会長 岡 正己
前橋市議会議員 岡 正己