2018年2月10日

おおやけな場所とは。

アーツ前橋「公園デビュー」

簡単にいうと美術館の中を公園のように自由に利用できるようにして
いろんなことが同時多発的に起こるという感じか。

そもそも公園というものは公(おおやけ)に開かれた場所という意味だ。

しかし公にすればするほど出来ることは限られてくる。
いわゆる禁止行為だ。

スケボー禁止、演奏禁止、ペット禁止などなど。

出来ることを探したほうが少ないのではないかという場所もある。

昨日は美術館にカラオケの機材を持ち込んでカラオケ大会をしてしまおうという企画。
身体の拡張がテーマということだ。

公園でカラオケ大会といえばドラえもんのジャイアンを思い出す。
ジャイアンリサイタルを勝手に開き、のび太やスネ夫に無理やり聞かせるというものだ。
昔はそんなことが許されていたのか、とてもいい時代に感じてしまう。

今回の「公園デビュー」ではいろいろなことが同時多発的に起こるが最初から時間が決まっているものもある。
そんな時お互いに配慮して気を使いあう。これこそ公(おおやけ)な気がした。

カラオケ大会は司会や審査員もいた。
私も一曲歌わせていただいた。
和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」だ。
なかなか気持ちよかった。

公園という存在は地域に必要だ。
しかしその公園が地域に活かされているかはどうかは疑問が残る。

住民からの苦情には対応しなくてはならない。
「たむろしている人がいてうるさい。ゴミが捨ててある。鳥がきてうるさい。
花粉が飛ぶ。砂が巻き上げられる。」

全ての苦情に対応していくと未来の公園はもしかしたらこんな閉鎖された空間になっているのかもしれない。

みんなで気を使いあう関係が地域だと思う。
前橋のような地方都市では自治会、育成会などその繋がりは深い。
めんどくさいと思う人もいるかもしれないがこの繋がりが何かの時に力になるのだと思う。

目的地になるような公園が一つでもあればまちは変わると思う。
PPPやPFIなどで、いまある公園に新しい価値を見いだすことも出来ると思う。

前橋市議会 議員 岡 正己

「PFI」とは

PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方。

「PPP」とは

公民が連携して公共サービスの提供を行うスキームをPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携)と呼ぶ。PFIは、PPPの代表的な手法の一つ。PPPの中には、PFI、指定管理者制度、市場化テスト、公設民営(DBO)方式、さらに包括的民間委託、自治体業務のアウトソーシング等も含まれる。

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