2019年11月1日

第14回全国市議会議長会研究フォーラム in 高知 2日目。

第14回全国市議会議長会研究フォーラム in 高知2日目は、課題討議。

コーディネーターは初日に続いて、朝日新聞論説委員坪井 ゆづる氏。事例報告者は、上越市議会議員 滝沢 一成氏、鎌倉市議会議員 久坂 くにえ氏、周南市議会議長 小林 雄二氏の3名。

上越市議会議員 滝沢 一成氏からは議会の見える化について。上越市議会はありとあらゆる方法で情報を開示していると言う。ホワイトボードミーティングを導入し、声の大きい議員の声が通りがちな会議をすべての人の意見をフラットにすることができる。若者と女性を取り込むことが議会改革につながる。議会モニター制度も設けていてアンケートモニタ−300人とコアモニター30人で構成されている。

鎌倉市議会議員 久坂 くにえ氏からは、妊娠して出産となったときに様々な問題が顕在化してきた。会議規則に出産が欠席事由として規定されておらず産前、産後など期間の定めもなかった。また会議運営も夜9時10時当たり前であり、とてもではないが子育てと議員の両立はとてつもなき厳しいものであったと言う。また、職員の超過勤務の問題にもなっていた。現在は、2015年女性活躍推進法施行により、男女の個性を発揮し家庭生活との円滑な両立が図れるようにはなってきた。出産議員ネットワークがあり、出産を病気扱いされた、夫に頼るにも限界がある、など様々な意見が集まってきているという。重要なのは、休暇制度について明文化されているかと言う点。会議規則は自ら変えられるので会議規則の改正が必要だ。多様な人材と幅広い年齢層を受け入れることで議会の価値を高められる。

周南市議会議長 小林 雄二氏からは議会基本条例に捉われない議会運営。キーワードは公開と対話だ。形より実にこだわってきたという。議会基本条例に縛られ、柔軟な対応ができない可能性があるために制定しない選択をした。

各議員への質問:行政監視機能を果たした例
・上越市:委員会の資料がかなり詳細になっている。状態目標、数値目標、具体的な取り組み内容などがネットで公開されている。各政策における3ヵ年くらいの数値の変化、未達成の理由やお金のバランスなども詳細にチェックしている。

・鎌倉市:予算案に対する減額修正、超党派による視察、所管事務調査の積極的実施など。減額修正は、新しく建設するゴミ処理施設で行われた。個別収集の額、生ゴミ処理施設、周辺住民周知状況などの根拠を示して実施した。政策法務研究会(鎌倉市自転車の安全利用を促進する条例:制定)で様々な条例を制定している。

・周南市:所管事務調査を積極的に行っている。各委員会ごと詳細に。指定管理者制度に関する調査を議員研修会で学習した上で市内の73施設全てに調査票を出させた。

各議員への質問:住民の声をどう活かしているのか
上越市:テーマを決めて意見交換会を行う。(例:農協、ケアマネ等)各常任委員会が広報公聴委員会と組んで実施する。
鎌倉市:鎌倉市の環境客に対するマナーに関する条例:参考共生社会条例など市民からの声を政策提言を政策提言につなげている。議会報告会江尾行っているが、参加者が固定されるという問題もある。
周南市:請願、陳情等は休憩時間内で質疑応答をしている。

□議論まとめ
1、行政監視機能の向上 決算委員会活用 資料 4P 栗山町議会の条文
2、次世代を見据えた議論 未来カルテ :アプリ
3、データを踏まえた議論 抽象論 根性論ではない
4、多様性の担保
5、96条 1項 2項
6、労働環境 国制度も変えないと
7、情報公開を徹底
8、討議が絶対に必要

「議会が力を持つためには、市長与党と言う存在があってはならない」

前橋市議会議員 岡 正己

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岡 正己 議員

馬鹿。

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