2020年6月24日

権限。


控え室にて令和2年第2回定例会に提出された意見書14件と向き合う。市議会の権限のひとつに市の公益に関する事件について、国や県に対して意見書を提出する権限があり、知事や総理大臣宛に意見書を提出することができる。14件の内容は様々だ。各提出会派の思いがこもっているので見ているだけで勉強になる。

事前に行われた各派代表者会議で全会派の賛成が取れたものだけ起草委員会にかけられ文言修正などがされる。今回は「SNS上の誹謗中傷の根絶を求める意見書」1件だけであった。この意見書は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣あてとなっている。本日のニュースで群馬県が社会問題化している会員制交流サイト(SNS)などインターネット上の誹謗中傷の被害者を支援するため、群馬県が条例を制定することを決めたというものがあった。前橋市議会のような地方議会からも意見書が提出されていくことを考えるとこの流れは全国的なものになっているので意見はしっかりと届くだろう。そもそも市議会には様々な権限が存在している。主なものとして前橋市議会のホームページには6つ載っている。

・議決権
最も基本的な権限で、市長や議員から提出された議案(条例の制定、改正、廃止、予算、重要な契約の締結など)について審議し、その可否を決定することをいう。

・検査及び監査請求権
議会が市の行政を監視する一つの方法で、市の事務が議会の議決どおり執行されているか検査したり、監査委員に監査の請求をしたりする権限。

・意見書提出権
市の公益に関する事件について、国や県に対して意見書を提出する権限。

・調査権
議会が市の事務に関する調査を行う権限。

・請願・陳情受理権
市民の要望や意見を市の行政に反映させるため、市民から提出された請願や陳情を受理する権限。

・同意権
市長が行う副市長、監査委員、教育委員などの選任について同意を与える権限。

その他、自律権や選挙権などもある。この選挙権は、議長、副議長などの選挙のことである。これらの与えられた権限をフル活用していくことが我々の仕事である。

前橋市議会議員 岡 正己

過去の活動報告

過去の活動報告

あかとねの日々の活動レポート

2024年5月15日

岡 正己 議員

馬鹿。

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