2020年11月24日
高崎を歩く。
前橋のお隣、高崎へ。
余所者の目には魅力ある建物がいっぱい見える。今回の目的地は高崎電気館。
そこには昭和があった。その昔、前橋のまちなかオリオン通りにあったオリオン座という映画館を思い出させる床面や雰囲気に高揚した。こういう施設が残っているのはとても羨ましいが残すために様々な人たちの努力があったのだろうと推測する。残していくのは簡単ではない。前橋は今まで地域の宝を壊し続けてきた。古びたものに価値観を見出せない世代がいることも理解している。新しいものが全ていいわけではなく、いい時代に作られたものはもう二度と作ることはできないだろう。足元を見ることがとても大事だ。ここは東京のような都会ではない。
高崎には歩いて楽しめるアートが至る所にある。アートプロジェクト高崎という企画で年々街中にウォールアートなどの作品を増やし続けていて街を周遊する楽しみをくれる。歩きたくなる街はいい街だ。
前橋市議会議員 岡 正己