2024年4月12日

前橋令明との合同視察3日目(彦根市)。

前橋令明との合同視察3日目は滋賀県彦根市。

視察項目は「議会広聴の取り組み」です。

平成28年度まで議会事務局が視察対応を行なっていたが平成28年10月に視察対応プロジェクトチームを設置して以降は議員が対応している。議会改革特別委員のメンバーが2人1組で視察を受け入れている。

平成24年1月に議会基本条例の制定にあたり住民アンケートを実施。主な意見として、関心がない、対話の場がない、活動内容が不明などがあり議会改革の必要性を認識。議会改革の取り組みとして広報広聴の3組織が挙げられる。議員は各常任委員会の他に議場解放促進委員会・広報委員会・広聴委員会(議会報告に関する)のどれかに所属し、正副議長と各委員会制副委員長で広報広聴調整会議を行う。

□議会報告会
6名4班で報告会を行い、チラシ、ポスター、Hp、口コミなどで集客を図った。最初は集客できてもそのうち減少傾向に。毎回同じメンバーが参加する、市民が意見を言えない、一方通行になってしまうなどの課題が出た。その後、広聴委員会で議会報告会について検討しワークショップ形式へ変更し参加型に。対象を団体等に限定してテーマを持たせ市への政策提言へ繋げる取り組みへ。各常任委員会ごとに福祉病院 、地域防災などテーマを決めて対象を絞りワークショップを行った。また、市内3大学の学生と選挙についてワークショップ形式で意見を集約して選管へ提案するなども

団体とのワークショップでは一般市民の声が聞こえていないという課題が出たが、一般市民を対象にすると集客に課題が出ると言うことからワールドカフェ方式を実行した。狙いは気楽に市政に対する意見を聴取すること。大学生にファシリテーターをお願いする等、大学と提携した。

ワールドカフェ方式のメリットは、気楽・世代が幅広い・多角的な意見、デメリットは参加者が沢山必要・ファシリテーターが必要・1つのテーマを深く検討するのは難しい(意見の集約の難しさ)などが挙げられる。

大型ショッピングセンターで誰でも好きな時に参加できるオープン参加型の報告会も実施。防災を考える(ひこにゃんで集客120名参加)、投票率向上など。大名総選挙や選挙クイズ王など少しでも選挙に馴染んでもらう取り組みも。

コロナ禍によりオンライン議会報告会へ。参加者とのリアルタイムでの交流ができるようにYouTube でライブ配信した。テーマは「コロナ対策事業」。配信なども全て議員と事務局が行い予算はかけずに実施。オンラインはいつでもどこでも若い人にも届けられるメリットがある。課題は市民の声を直接聞けない・一方通行・コメントやアンケートも少ないということからアナログ発信の必要性も感じていた。

コロナ禍で発信に重きが置かれ広聴が疎かになるなどの課題を解決するために「議会広聴の日」を設けた。お祭りなどで簡単なシールアンケートなどを実施した。大学生から市議会だよりのQ &A のQとAを近づけた方が見やすい、縦書きよりも横書きの方が見やすいなどの意見を受けて反映させた。

□大学連携
敦賀市議会は滋賀大学と平成29年から連携している。連携及び協力に関する協定を結んだ。令和元年は、授業で6コマ(事務局員の講義、委員会とグループワーク、広報委員会と広報誌の内容を意見交換、学生が議会傍聴、学生が議会報告会でファシリテーター)受け持つ。議員インターンシップを実施。5名(議長、副議長、各委員長)に12〜13名付いて、議会の行事に参加したり個人・自治会の活動、要望などにも立ち会う。

現在は、データサイエンス学部の教授からの講義、移住、ふるさと納税、教育学部から教育委員会への提言など様々な場面で連携している。議案の勉強、広報活動の補助、ホームページの充実、基本条例の外部監査などに生かされている。

□本日のめぶき「彦根城」

彦根市役所屋上からの風景です。真ん中に小さく見えるのが彦根城です。

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